考えがガラッと変わる2週間。お試し移住が田舎暮らしの決断を後押し

宮崎県小林市で、夫婦で地域おこし協力隊として赴任しているライターのShintaです。これまで移住についていろいろお話してきましたが、一言に移住と言ってもそのカタチは様々。

例えば僕達みたいに地域おこし協力隊の 制度 を利用した移住だけでなく、いつかお店を持ちたいという方が脱サラして地方に行くことだってあるし、退職を機に 田舎 へ 移住 を決意…なんて方もいるでしょう。

しかしどんなカタチであれ、初めての土地に根を張るのは勇気がいりますよね。そんな時に利用してほしいのが「お試し移住制度」です。

お試し移住制度って?

お試し移住制度とは名前の通り、その地域に一定期間定住して、土地の雰囲気や人、文化や治安などを肌で感じられる制度のこと。

実際にその地に住んでみることで、どこで食料品や衣料品の買い物をするかなど、生活に密着したお店のリサーチができたり、周りにどんな病院や学校があるのかをチェックできたり、実際に住んだ後の生活をより具体的にイメージすることができる便利な制度です。

ちなみに、僕らの移住した宮崎県小林市にもお試し移住制度があります。

本市への移住・定住を促進し、人口の増加による市の活性化を図るため、移住希望者の生活体験及び移住準備の利用に供する小林市お試し滞在施設を運営します。(小林市HP

1日1000円で最大14日間、小林市内に家を借りて滞在することが可能。部屋は3LDKと広く市内中心部なので、じっくりと小林市を見て回ることができます。

全国の他の自治体でも、お試し滞在制度のある地域はたくさんあります。

高知家で暮らす。 お試し滞在施設 – 高知県庁
島根 お試し暮らし体験施設一覧
お試し移住|新冠町
【移住の窓口】 北海道の移住お試し住宅リスト


ざっと検索しただけでもこれだけ出てきます。ご紹介したのはほんの一部ですが、各県各市町村ではこうしたお試し滞在施設を公的に開放しているので、気になる県、好きな県への移住を考えている方は、1週間ほど時間を作って滞在してみてはいかがでしょうか。

やはり移住と観光とは違いますし、そこに根をはって生きていく以上、ある程度観光すべきところはまわりきってからが本番です。観光地を一通り巡って行くとこがなくなり、滞在先での非日常感が弱まり、旅行気分がある程度薄らいでからが、本格的な移住検討期間に入るのではないでしょうか。

そう考えると2日、3日というのはまだ旅行者気分が抜けません。 最低でも1週間、まとまった期間をそこで過ごしてみると、なんでもない日常をそこでどう過ごせるのかというイメージができます。また、どんな人が住んでいるのか、街の人の気質はどうなのか…などなど、少しずつ見えてきます。

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