最近、お酒好きのなかで寿司酒場がアツい!とまことにしやかにつぶやかれています。回転寿司屋でチューハイ、町の寿司屋で一杯、高級寿司で一献……。
盛り上がる寿司談義のなかで、複数人が「あそこ、美味いよね」と証言した“アノ”お店に行ってきました。
飲み屋激戦区・中野のセーブポイント「にぎにぎ一」
その名も「にぎにぎ一(いち)」!!同店は西荻窪をはじめ、八重洲、新川など5店舗を展開するお店です。「にぎにぎ一 中野本館」は居酒屋激戦区にある立ち食い寿司店。店内は5人入れば満員、夜風を感じて飲める外席は7席のこぢんまりしたお店です。
カウンターには、ほろ酔いの先客がひとり。手はじめに「景虎」をいただきます。下のお皿までなみなみと注がれ、美しい表面張力。口を寄せて、そっと吸い込みます。
「刺身3種盛り」のクオリティが高すぎる……
気軽に注文した「刺身3種」がこのクオリティ。この時点で、ウワサ通りの名店だということがうかがいしれます。身の引き締まったへ鯛、脂がのってほどよくシメた〆さば。
「予想外のことが起きて言葉が出ない…」を立ち食い寿司屋で体験することが起きようとは。寿司を食べる前から、ノックアウト寸前です。
「クジラはミンククジラの塩漬けを塩抜きをしてから、燻製にしています。オリーブオイルで食べるといいよ」と大将。スモーキーな香りとぎゅ〜っと凝縮した旨味がお酒を促進。
とびきりのネタが3貫で500円の「大将のおまかせ握り」
アジやイワシなど一貫100円からいただけるお寿司もあり、安ウマ寿司の真価を問いたい!と上から目線だった私ですが、そんなの関係ない。ここは大将のオススメに従って、美味しいものを食べるべし。
お寿司は、あらかじめネタにあったお醤油などが塗られてやってきます。どれも旬をおさえたネタで、細かな手仕事が光ります。
赤酢を使ったシャリがホロリと口のなかでほどける…。大きすぎず、小さすぎずのシャリのサイズも飲みのツマミに合うんです。
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