知られざる激うまグルメ。創業180年以上の名店で味わう群馬県の「ナマズ料理」

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川魚の「ナマズ」と聞くと、どういうイメージがありますか?食べ慣れていないかたからすると、どんな味がするか、想像がつかないのではないでしょうか。

実は、群馬県の板倉町(いたくらまち)では、古くから食用のナマズを養殖しており、「ナマズ料理」を提供しているお店が点在しているのです。

今回、同町で老舗の「小林屋」で初のナマズ料理を体験してみたのでご紹介いたします。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

レトロな雰囲気漂う「小林屋」

群馬県邑楽郡に位置する板倉町は、県内の最東端にあり、人口は約1万5,000人ほどの街です。群馬県の地図でくちばしの部分を占めており、周囲は栃木県、茨城県、埼玉県に囲まれた地理的にとても特異な場所にあります。

都心から板倉町へ行くには、JR宇都宮線で栗橋まで行き、そこから東武日光線で3駅目の「板倉東洋大駅」で下車。とても本数が少なく、およそ1時間に2本ほどなので電車の時間には注意が必要です。

そんな板倉町でナマズ料理を提供している「小林屋」は、町内の「雷電神社」という神社のすぐ近くにあります。

駅から雷電神社へはバスが運行しておりますが、数時間に1本ほどの運行状況なので、今回はタクシーを利用することにしました。料金は1,500円程度。

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タクシーを降りると、すぐに伝統的なたたずまいの木造建築が見えてきました。

とてもレトロな雰囲気を漂わせており、昭和のレトロ食堂といった趣がありますが、なんと創業は江戸時代末期の1863(天保7)年。とても伝統あるお店です。


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建物の大きさからすると、店内はこじんまりとしていますが、皆さん名物料理に舌鼓を打っている様子。

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さて注目のナマズ料理のメニューです。基本的に揚げものにして食べるそうで、刺身にすることはあまりないのだとか。メニューには鯉の刺身らしきものもあり、どうやらこの周辺では鯉の養殖もしているようです。

ここはスタンダードに「なまず天ぷら定食」を注文してみました。ナマズの天ぷら2枚、小魚煮、ライス、味噌汁で合せて930円(税込)です。

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筆者は今回、初のナマズ料理。しっかりと衣で覆われているので、一見するとナマズの天ぷらとは分からないほど。美味しそうな香りがただよいます。

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中身はこんな感じで、白身魚の天ぷらとなんら遜色ありませんし、ズバリ「美味」でした。

サクサクに揚がったナマズは、プルプルの皮にしっかりと身に脂がのっており、いままで食べたどの川魚の天ぷらより美味しかったです。

ここのナマズは皮にコラーゲンがたっぷりと含まれているのが特徴で、磨き上げられてきた伝統の味を感じさせます。

「なぜ、こんなに美味しい食べものが日本全国で知られていないのだろうか?」と不思議に思ってしまったほどです。

  • 小林屋
  • 群馬県邑楽郡板倉町板倉2335
  • 定休日:水曜日

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