新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中への旅行が難しい状況に陥っています。筆者も取材がキャンセルになるなど、影響は少なくありません。なかなか大手を振って出られない状況でもありますから、ストレスを感じることもあるのではないでしょうか
そこで今回は、世界中のジャーナリストの友人や知人に、ぜひとも一度は訪れたい「春の絶景」を聞いてみました。プラスして個人的なチョイスを加え、美しい景色の写真メインでご紹介します。
「どこか遠くに行きたいな~」と思ったら、ぜひともチェックしてみてくださいね。そして落ち着いて旅に出かけられるようになったころには、次の旅先の候補のひとつとして参考にしてみてはいかがでしょうか。
アムステルダム/オランダ
最初はオランダの首都、アムステルダムから。オランダといえば、チューリップを思い浮かべる人も多いはず。実際に現地のスーパーマーケットに足を運べば、当たり前にチューリップの球根が売られているほど、市民に親しまれている花になります。
アムステルダムといえば、毎年1月の第3土曜日に、ダム広場で行われるナショナルチューリップデーが有名です。誰でも欲しいチューリップを20本まで持ち帰ってもいいというステキなイベントですね。
これ以外にも、春には「アムステルダム・チューリップ祭り」のように、街中でチューリップを楽しめる機会が訪れます。日本でも富山県などチューリップの栽培に力を入れている場所もありますが、本場オランダで春を告げるチューリップをいつか鑑賞してみたいですね。
ダージリン/インド
春といえば、一面の花が咲き誇った絶佳の景色がイメージとして浮かぶかもしれません。しかし一方で、新緑の美しい森や野原を連想する人も多いのではないでしょうか。新緑の美しい絶景スポットとして、いつか訪れたい世界の観光地は、インドのダージリンになります。
ダージリンといえば、紅茶の産地として有名ですよね。一方で観光地としても有名で、世界遺産にも認定された鉄道トイトレインには、ヨーロッパから来た観光客がたくさん乗車しています。
ダージリンには山の傾斜を利用して、広大な茶畑がそこかしこに広がっています。春は新芽が芽吹いてくる時期で、茶木を覆うような新芽が、鮮やかに太陽の光を受け止めています。
インドのダージリンでは日本の一般的な緑茶の産地と違って、機械で収穫しないため、茶木がかまぼこのような形に刈り込まれてません。そのせいか、茶園が面で広がっている印象を受けます。
ダージリンの風物詩である朝露にぬれた新芽が、面的に広がる茶園を覆い、太陽光を受けて輝く様子を、ぜひとも眺めにインドの奥地へ旅立ってみてくださいね。
ニューヨーク/アメリカ
ニューヨークといわれると、高層ビルのイメージが強烈です。しかし、ニューヨークの巨大な一角を占領しているエリアは、セントラルパークの緑地です。この公園の新緑が見事だと、かつてカナダ取材で知り合ったマカロン好きのアメリカ人ジャーナリストが教えてくれました。
セントラルパークというと、筆者としては秋の景観に印象があります。しかし、秋が美しい=広葉樹が主体という意味ですから、春も当然、新緑が見事だという話になりますよね。
友人のジャーナリストいわく、春のセントラルパークはまさに天国で、花も緑も美しく、気候も最高で、ニューヨークが世界で最も美しいと感じる瞬間のひとつなのだとか。
ニューヨークに訪れたら、本物のニューヨーカーのように何もせずに、ただセントラルパークで日光浴を楽しんでほしいとの助言もありましたよ。