日本語の「ことわざ」や「オノマトペ」etc、海外ではなんて言う?

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日本と全く違う?世界の始まりの物語

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日本の神話が書かれた『古事記』は、現存する日本最古の歴史書といわれており、神話・伝説に基づく世界の始まりも語られています。

古事記の場合、イザナギノミコトとイザナミノミコトという男女の神が、ほこを海に突き込み、かき混ぜ、引き上げます。

その際にこぼれたしずくが、日本列島になったとされています。この世界の始まりの物語、日本以外の国ではどのように描かれているのでしょうか。

須藤健一監修『それ日本と逆? 文化の違い習慣の違い 第2期(3)ワクワク 音楽と物語』(学研プラス)によると、各国の始まりの物語は、日本とはかなり違っていると書かれています。

巨人から世界が生まれた/インド

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インドでは、巨人の頭から天上の世界、目から太陽、息から風、意識から月、へそから空気、足から大地が生まれたとされています。

インドの神話はインド最古の宗教文献である『リグ・ヴェーダ』に、古代ギリシアの神話は詩人ヘシオドスが神々の系統を明らかにしようとした『神統記』に、記されているみたいですね。

神さまがチチカカ湖から作った/ペルー

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ペルーとボリビアの国境にある、湖面標高が富士山の頂上よりも高い、天空の湖「チチカカ湖」があります。その湖から、ビラコチャという神が、太陽と月と星と人間をつくったとされています。

紀元はカプセルのような球体の空/イラン

かつてイランには、カプセルのような球体の空があり、次に海、大地ができて、植物、動物、人間、最後に火が生まれました。そして地面は球体の真ん中に円盤のように浮かんでいて、初めて降った雨で、大地が7つに割れたとされています。

ヘビのような神さまが作った/エジプト

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ヘビのような姿をしたアトゥムという神が、海に浮かんでいた。そのアトゥムが丘に上がり、最初の人間をつくったそう。

混沌のなかから生まれた/ギリシア

混沌(こんとん)のなかに巨大な裂け目が生まれ、混沌に暗闇と夜、光と昼間が生まれました。さらに神々が生まれ、神々が異なる神々をつくっていったとされています。

このように日本以外の国では、世界の誕生したきっかけが実にさまざま。いろんな言い伝えが残されているのですね。

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