配送もできる!今が旬な竹の里・乙訓エリアの京たけのこ

春は、タケノコのシーズンです。タケノコといえば、炊き込みご飯や煮物、炒め物、天ぷらなどに幅広く使える旬の万能食材ですが、新鮮かつ上質な「京たけのこ」なら、生でもおいしく食べられるんですよ。

おもな産地は「竹取物語」の発祥地ともいわれる竹の里・乙訓エリア(長岡京市・向日市・大山崎町)。本場の京たけのこの魅力と、おうちにいながら入手できる方法を探ってみました!

「竹取物語」ゆかりの地に根付く春の味覚

食用タケノコのルーツがココに?

たけのこ畑に囲まれた散策路「竹の径」(向日市)

タケノコとはそもそも、竹の地下茎から出てくる若い芽のこと。日本では、孟宗竹、真竹、淡竹(はちく)などの竹が自生していますが、京たけのこを含め、食用としておもに出回っているのは孟宗竹のタケノコです。

その孟宗竹が日本で最初に根付いたとされる地が、京たけのこの名産地である乙訓エリア。言い伝えによると、約1200年前の弘仁年間(810〜823年)、長岡京市に現存する海印寺寂照院の開祖道雄上人が中国から孟宗竹を持ち帰ったのが始まりだとか。平安初期から語り継がれる「竹取物語」の発祥地とされる乙訓エリアは、古くから竹の生育に適した環境なのです。

土づくりから丹精込めて栽培

乙訓エリアのたけのこ畑はまるで庭園のような美しさ

とはいえ、京たけのこはひとりでにニョキニョキ生えてくるわけではありません。専門の農家さんが伝統的な土づくりの作業を毎年繰り返して作り上げた、庭園と見紛うばかりの美しい「たけのこ畑」の産物なんですよ〜。

一番の大仕事は、毎年秋ごろ、畑一面に稲わらと赤土を重ねる作業。こうすることで、地下茎に水分、空気、栄養がほどよく行き渡り、ストレスをかけずにタケノコの芽吹きを促すことができます。踏み心地もやわらかで、まるでふかふかの絨毯の上を歩いているみたいに気持ちがいいんですよ。

朝掘りの京たけのこは、えぐみが少なく、お刺身に最適

そうして春に顔を出す京たけのこは、「白子たけのこ」と呼ばれるほどの色の白さや、刺身にできるほどのやわらかさ、甘みのある独特の風味をあわせ持つ最高級品に。竹林に自生するタケノコとは、似て非なるものなんです。

採れたての京たけのこをGETするには?

地方発送サービスを活用しよう!

京たけのこが出回るのは、例年3月下旬から5月上旬ごろまで。直接買い求めにいきたいのはやまやまですが、今は外出が難しいので、おうちにいながら旬の京たけのこをGETできる地方発送サービスを利用してみましょう。

長岡京市観光協会では収穫期間中、朝掘りの京たけのこの地方発送を受け付けています。以下の方法でお申し込みのうえ、手塩にかけて育てられた旬の味覚を存分に味わってみてくださいね。おすそ分けやギフトにも喜ばれますよ〜!


■申し込み方法

①長岡京市観光協会HP「新着情報」掲載の申込書へ必要事項を記載
 (参考 観光協会HP
②申込書記載の口座へ代金を振込
③ご自宅へ筍が届きます!

■問合せ先

長岡京市観光協会(TEL/FAX:075-951-4500)

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
いま読まれてます
TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。