通勤や通学、買いものなどで日常的に利用されることが多い自転車。比較的近距離を移動する乗りものですが、最近ではレンタルサイクルの人気も高まっており、運動がてらに少し遠出する機会も増えてくるかもしれませんね。
なかには過去に走行した距離や体験によって、自転車での長距離移動で忘れられない思い出のエピソードのあるかたも多いのではないでしょうか。
この度、au損害保険株式会社が全国の男女2,000人を対象に「自転車の長距離移動」に関して調査しました。
北海道、東北、関東、北陸、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の8地域ごとに調べられた結果について、早速チェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
長距離移動でも主流はシティサイクル?
「あなたは自転車で、どのくらいの距離を遠出したことがありますか?」という質問では、「約20~200キロ」と「約100キロ以上」を合計した割合は全国で23.3%となりました。
最も割合の高い地域は北海道で27.6%、最も低いのは九州・沖縄の17.6%でした。また「約100キロ以上」と回答した人は全国で4.1%となりました。
自転車で20キロ以上の移動を経験したことがある人に車種を聞くと「シティサイクル(ママチャリ等)」の割合は全国で53.6%と、過半数を超えました。
次いで「ロードバイク」が20.8%、「マウンテンバイク」が9.0%となりました。多くの人が長距離走行に適した専用自転車ではなく、ママチャリなどのシティサイクルで長距離を走っていることがわかります。
距離感をイメージするための比較をしてみると、東京駅~川崎間や広島駅~呉駅間は20キロ、名古屋駅~愛・地球博記念公園間や新大阪駅~ひらかたパーク間は25キロ、札幌駅~小樽間が40キロとなります。
シティサイクルで走るとなると、結構な体力が必要になりそうです。
100km以上になるとロードバイクが必須
そのうち100キロ以上の自転車移動経験者を見てみると、「ロードバイク」が50.0%で1位、「シティサイクル(ママチャリ等)」は17.1%で2位になりました。
さすがに100キロ以上をシティサイクルで走ることには無理が生じやすいといえます。
自転車で20キロ以上の移動を経験したことがある人を対象に、そのときなぜ自転車で行ったのか理由を聞いてみると「それ以外の選択肢を考えたこともなかった」が33.7%と、最も高い割合を占めました。
自転車での20キロ以上の走行を特別なことだと感じない人も多いようですが、走り始めてみて大変さに気付いたもかた多いのではないでしょうか。坂道や走りづらい道が多い区間などは、余計に大変かもしれません。
また「お金がかからないから」は33.0%となり、2番目に高い結果となりました。
回答ごとに最も割合の高い世代を見てみると「それ以外の選択肢を考えたこともなかった」は60代が38.1%、「お金がかからないから」は16歳~29歳が42.7%となっています。
若い世代は体力もあることから、お金をかけるよりは長距離の自転車移動の方が苦にならないのかもしれませんね。
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