富山県には絶景の「立山連峰」の山並みや、シロエビやホタルイカなどが捕れる「富山湾」など、たくさんの魅力あふれる名物があります。実は、便利なことにその両方を同時に一望できる、絶景の温泉宿が高岡市にあるとご存じですか?
最近では新型コロナウイルス感染症の影響により、遠方への旅行が難しい状況が続いていますが、お家にいるばかりだとどうしても心が疲れてしまうもの。
そんないまだからこそ、3密を避けながら地元や近場で過ごす「マイクロツーリズム」に注目してみませんか。
新型コロナウイルス感染症の応援企画として、全国の人気宿を支援する今回は、富山県の雨晴(あまはらし)温泉にある「磯はなび」を紹介します。
2020年6月13日(土)から県内の利用者に向けて、営業再開した同館。アフターコロナの旅先として、ぜひともチェックしてくださいね。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
海辺の温泉地「雨晴温泉」
そもそも「雨晴」とはめずらしい名前ですが、どこにあるのでしょうか?
富山県は富山湾に面して海岸線が奇麗な弧を描いており、弧の両端は西が能登半島の方に北上し、東は黒部、入善の方へ北上しています。
雨晴はその海岸線の西側、能登の方に北上した海岸線にあり、地名の由来は「源義経が同地で雨宿りをした」といわれるため、雨晴との名前がついているのだとか。
雨晴は地形的にも面白く、二上山といわれる丘陵地が日本海に傾斜して落ち込んだ場所にあります。
海から見ると、海岸線から丘陵地が急に盛り上がっている感じ。その丘陵地の先端に岩崎鼻という高台があり、過去にご紹介した「恋する灯台」があります。
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その岩崎鼻から目と鼻の先、同じ二上山の丘陵地にある宿が、雨晴温泉の一軒宿「磯はなび」になります。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。
加温と加水、消毒はされているといいますが、海辺の温泉らしく、湯冷めしにくく傷にも聞く塩化物泉(源泉約40℃)のお湯が楽しめるのですね。
絶景のお風呂を楽しめる「磯はなび」
雨晴温泉のロケーションについて紹介しましたが、雨晴温泉の一軒宿である「磯はなび」の魅力とは何なのでしょうか。それは、ずばり圧巻の景色を眺めながらの入浴です。
巨大な開口部(窓)が設けられたロビーラウンジ、レストランからの海の眺めはもちろん、客室、洋風タイプの大浴場、和風タイプの大浴場、露天風呂を含めて、惜しみなくオーシャンビューが用意されています。
しかも同施設は二上山の丘陵地帯の上に建っているため、目の前に視界をさえぎる障害物がありません。晴れていて、空気中にちりや水蒸気が少ない条件に恵まれると、日本海越しに3,000m級の立山連峰が見られます。
とくに山に雪が残っている時期は、山の白、海と空の青の色彩の取り合わせが絶妙で、ほかではなかなか楽しめない景観を満喫できますよ。
早朝から入浴可能なお風呂(露天風呂付大浴場「ゆらく」は朝5時、大浴場「ゆさら」は朝6時)からは、朝になると東の空から上る太陽を拝めますし、夜になると富山湾で漁をする漁師たちの漁火が眺められます。
冬前になると、ブリ起こしといわれる雷雲が、遠方の沖合に見られる場合もあるはず。海が見せる四季折々、刻々と変わる表情を、天然温泉に入りながら楽しみたいですね。
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