高台にある絶景の露天風呂。日本海の魅力あふれる富山県「雨晴温泉」
四季折々もたらされる富山湾の恵みを楽しめる
温泉宿の魅力がハード(客室とお風呂)とソフト(料理とおもてなし)で成り立っているとすれば、「磯はなび」は料理も充実。
料理に関しては、ロケーションからも分かるように、天然のいけすとまでいわれる富山湾の海の幸を存分に味わえます。
筆者は富山湾で漁業を営む漁師に別の媒体の取材でインタビューをした経験があります。富山湾が他の海と異なる点は、岸辺から急に海が深くなっている地形にあるそう。
富山湾では陸地から肉眼で確認できる程度の沖合でも、十分に漁が可能だといいます。言い換えれば、沖合で捕れた魚介類を、極めて新鮮な状態で港まで持ち帰れる環境が整っているのですね。
そのため極めて新鮮な魚が、料理人たちの手元に届きます。さすがに目の前の富山湾で捕れた魚介類だけでは、全50室ある規模の宿の宿泊客全員分の料理をまかないきれないと同施設の担当者は明かしてくれました。
しかし、富山湾を中心に近海で捕れた、鮮度の優れた四季折々の魚介類を、腕利きの料理人たちが会席料理にして、宿泊客に提供してくれるのです。
客室に関しても、ベッド付きの和モダンの客室からベランダ付きの和洋室、純和室から純洋室まで、さまざまなバリエーションがあります。予算と一緒に宿泊するメンバーとの状況に合わせて、都合よく部屋を選べるようになっています。
アクセスに関しては、運行本数こそ少ないですが、JRの電車が近くを走っています。駅も宿の近くにあるため、電車でのアクセスも可能です。
北陸新幹線の新高岡駅で下車後、JR城端線に乗り換え、1駅先の高岡駅でJR氷見線に再度乗り換えて、雨晴駅を目指してください。駅からは無料の送迎を行ってくれます。
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むしろ自動車の方が、最寄りの高速道路のインターチェンジから少し離れているため、旅行者にとっては分かりづらいかもしれません。
ただ、能越自動車道の高岡北I.C.から国道415号に入り、先ほども紹介した岩崎鼻灯台の下を通るトンネルを通過すると、目の前には富山湾の絶景が展開します。
また、車の場合だと人との接触を避け、近隣の漁港である氷見などにも遊びに行きやすいというメリットも。
6月中は週末限定で富山県内からの宿泊客のみの受け付けでしたが、7月からは県外の宿泊客も受け付けています。
フロントではアクリルの仕切りを設けたり、消毒液を配置したり、従業員にマスクを着用させたり、非接触型体温計による検温を利用客に求めたりと、感染症拡大の予防には細心の注意を払うとの話です。
夕食についても部屋食にして配膳の回数を減らし、宿泊客と従業員が接触する回数を抑えるなど、いろいろと工夫をしながらの営業再開だと言います。
レストランの朝食についても、座席間の距離を離し、バイキングをやめるなど、対策は徹底されるみたいです。富山の近県に暮らす人を中心に、夏の旅行を予定する場合は、ぜひとも参考にしてみてくださいね。
- 雨晴温泉 磯はなび
- 富山県高岡市太田88-1
- 公式サイト
- image by:磯はなび
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