給食で丸ごとズワイガニ!?秋を満喫するなら食の宝庫「鳥取県」へ

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日本海の大海原と中国山地の雄大な山々という大自然に恵まれ、四季を通じ美しい日本を感じることができる鳥取県。鳥取砂丘をはじめとした観光名所も多く、何度も訪れたくなる魅力にあふれています。

そして気温も涼しさを増し、いよいよ本格的な秋を迎えるいま。鳥取県でもこの季節ならではの魅力が続々登場しています。

そこで今回は、いまこそ押さえておきたい秋の鳥取県について、旬の最新情報をご紹介しましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

給食で丸ごとズワイガニが登場!?鳥取県の秋グルメ

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実は「ベニズワイガニ」の水揚げ量日本一の港が、鳥取県にあることを、みなさんご存じでしょうか。鳥取県境港市の港では9月1日からベニズワイガニの漁が解禁となり、一気に日本全国へと届けられます。

鳥取県のカニ類における水揚量の合計は7,236tで、47都道府県中堂々の1位。全国のカニ流通の約47.3%が鳥取県からで、2位の兵庫県とは約2.5倍もの差を誇る多さを記録しています。

水深800mを超える位置へ漁獲用のカゴ「かにかご」を設置して採るベニズワイガニは、ネーミングにもある通り、カニのイメージそのままの鮮やかな紅色がなによりの魅力。栄養も豊富に含まれ、加工したカニ食品も全国で人気を呼んでいます。

境港市の港は、日本のベニズワイガニ加工品においても国内シェアの8割を占めるという一大カニ港。地域では「紅(べに)ガニ」という呼び方で親しまれ、平井伸治知事も県の名前自体を「鳥」から「蟹」へ変え「蟹取県にする」と発言するほど。

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境漁港では、すぐそばにある「境港水産物直売センター」でカニをはじめとした新鮮な魚介類を入手することができます。センターに連なるお店では、購入したものを全国発送したり、その場でさばいてもらうことも可能。

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新鮮なカニや魚の刺身をその場で試食できるのは直売所ならでは。隣のお食事処ではベニズワイガニの食べ放題も開催中。現在は新型コロナウイルスの影響により実施が中止となっていますが、再開された折には行列間違いなしの人気スポットです。


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そんな鳥取県ではもちろん、カニの消費量も日本一。総務省家計調査によると、鳥取市のカニの購入数量は全国1位で、全国平均の約5.6倍、東京都民と比較すると10倍にもなるとのこと。

なんと鳥取県内には、カニが丸ごと給食で出てくる中学校もあるとか。お祝いごとや記念日にしか食べられない高級食材というイメージも強いカニですが、鳥取県ではこんなにポピュラー。カニを思いっきり食べたいという人は、鳥取旅行がマストです。

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鳥取県のカニにまつわる逸話はまだまだあります。2019(令和元)年11月7日に行われた賀露地方卸売市場での初競りにかけられた「特選とっとり松葉がに五輝星(いつきぼし)」が、なんと1枚「500万円」という驚異の額で落札されたのです。

金額だけでも驚きですが、あのギネス世界記録が「セリで落札された最も高額な蟹」として、今回の結果を認定。世界が認めるカニが採れる鳥取県から、今後も大きなカニニュースが登場しそうですね。

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さらに、鳥取はカニに続いて「」も日本一の県です。総務省家計調査によると、カニと同様に梨の購入数量、梨への支出金額がともに日本一とのこと。というのも、二十世紀梨は鳥取県が生産量日本一なのです。

1888(明治21)年に千葉県松戸市で偶然発見された品種・二十世紀梨。めずらしい淡緑色に、柔らかく水分の多い身のおいしさが一気に評判を呼びました。

そして1904(明治37)年、鳥取市桂見に住む北脇永治氏がその苗木を10本購入し、栽培を始めたのが鳥取県の梨ヒストリーを変えていきます。

急斜面でも栽培できる二十世紀梨の強さから栽培面積がどんどん増えてゆき、30年後の1934(昭和9)年にはその品質、出荷量共に日本一を獲得するまでに成長しました。

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多くの品種がある梨ですが、そのほとんどが二十世紀梨から生まれたもの。有名な「幸水(こうすい)」「豊水(ほうすい)」など、日本で多く栽培され、多く食べられている梨も、二十世紀梨の子や孫にあたります。

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梨の種類は大きく「青梨」と「赤梨」の2種に分かれますが、甘みとともに酸味もあり、爽やかでジューシーなのが青梨。二十世紀梨はこちらに当たり、何個でも食べたくなってしまうおいしさが特徴です。

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鳥取県では、甘みの強い「赤梨」の新ブランド品種「新甘泉」も開発。こちらも二十世紀梨の孫として生まれ、シャリシャリの食感が魅力。鳥取県ではほかにも多くの梨を産み出し、いまでは県を代表するフルーツとして君臨しています。

この秋は鳥取県のおいしいグルメを満喫する旅へ、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

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