2020年の世界を震撼させた新型コロナウイルスの流行。積極的に婚活をしていたのに、これまで外出して参加できた活動もほとんど休止となり、別の手段に切り替えていったというかたも多いのではないでしょうか。
この度、未婚男女のマーケティング研究機関「恋愛婚活ラボ」が、婚活中の男性51人、女性68人計119人を対象に「withコロナにおける婚活事情」について調査を行いました。現在の婚活界隈をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
新型コロナがきっかけで婚活をスタートした人も
「いつから婚活を始めましたか?」という質問では、なんと34.4%が「2020年7月以降」と回答。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた「2020年4〜6月」とは、数字にして約3倍も変化があることがわかりました。
「婚活を始めたきっかけは?」という質問では「自分の年齢を気にして」が男女とも最多に。男性は54.8%、女性は48.4%と、ともに50%前後という結果になりました。
「コロナをきっかけに婚活を始めた」では、男性の3.2%に比べて女性は16.1%と、第3位にランクインする理由に。
理由は「コロナで外出できず寂しかった」「コロナの影響による収入の不安」など、心理的・経済的なものが挙がっています。
多くの業界が多大な損害を受け、職業によるとはいえ経済的な打撃を受けたかたは非常に多く、パートナーがいれば収入面の不安が軽減できるという考えに至るのも無理はなさそうです。
特に、飲食業や観光業などの接客・サービス業には女性も多く従事していることから、経済的なストレスを受けたかたも多かったと推測されます。出かけていることで感じなかった寂しさを感じ、将来のことを考える場面がさらに増えたのかもしれません。
2020年7月以降に婚活開始したかたが激増したのは、実際に外出自粛やリモートワークとなり、友人どころか一緒に住んでいなければ家族にも会えないとなると、本当に1人だということをリアルに実感したことが大きかったと推測されます。
結婚したい理由でも「将来1人は寂しい」という回答が多数となっているということを考えると、「寂しさを埋めてくれる」「繋がりを感じられる」といった部分を結婚相手やパートナーへ求めているのかもしれません。
「現在、利用している婚活手段は?」という質問では、93.3%が「マッチングアプリ」を支持。圧倒的な多さで第1位となりました。
男女別で見ると、男性が94.1%、女性が92.6%と、男性が若干多めに。外出などを必要とせずに出会えるという利点は、コロナ禍において相当な強さとなっているようです。
「マッチングアプリを何種類利用していますか?」という質問では、全体平均で「1.7個」という結果に。
男女別では、男性は「1.5個」女性は「1.8個」と、女性の方が多いという結果に。女性は無料というマッチングアプリが多いことも影響していると考えられます。
Page: 1 2