旅行の楽しみのといえば、レジャーに観光、ご当地グルメなどたくさんありますが、思い出作りには「お土産」が欠かせません。
少し前のデータになりますが、観光庁が発表した2020年1月~3月期の「訪日外国人消費動向調査」によると、1人当たりの旅行支出は25万6,566円で中国がトップであることが判明。
さらに支出の内訳の39.1%が「買物代」と、中国人がいかに「もの」にお金をかけているかがわかる結果となりました。
この結果を受け、中国人をはじめ外国人の皆さんが実際にどんなものをお土産にしているのかを調査するべく、日本在住の外国人にアンケートを実施。いま「外国人に喜ばれるお土産」をたくさん教えていただきました。コロナ禍を経て、どんなお土産が人気を集めているのでしょうか。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
「日本限定フレーバー」のお菓子/アイルランド出身
「日本のチョコレートを持って帰ると、みんなすごく喜びます!例えば『メルティーキッス』と『ガルボ』は、日本のことをあまり知らないアイルランドの友人にも好評でした。
あとは『キットカット』の日本限定の味ですね。抹茶、ゆず抹茶、いちご大福、ナッツ&クランベリーも人気でした」(アイルランド出身)
スーパーやコンビニで手軽に買えるチョコレート。訪日外国人消費動向調査でも、国籍・地域別で最も購入率が高い費目トップは「菓子類」との結果が出ており、キットカットのような個包装タイプがお土産として配りやすいと購入していく外国人が多いようです。リーズナブルな価格も魅力ですよね。
「ご当地お菓子」で話題作り/韓国出身
旅行といえば、地域限定のお土産も外せません。韓国出身の女性は、日本各所のめずらしいご当地お菓子をお土産に選んでいるのだとか。
「北海道旅行の際は、『白い恋人』や『ROYCE(ロイズ)』のチョコレート、『マルセイバターサンド』を買いました。
あと名古屋では『赤味噌』や『小倉トーストラングドシャ』とか、その地域ならではの名産を選ぶようにしています。地域ごとの特色がわかるし、いい話題作りになるんです」(韓国出身)
ネットでは手に入らない、ローカルなご当地商品なんかもいいですよね。ちなみにこの韓国出身者は、東京土産では「東京ばな奈」と「シュガーバターの木」を選んだそうです。
絶対買いの保存食「辛子明太子」/タイ出身
「福岡空港を利用するなら、帰りに絶対『辛子明太子』を買わないといけない!」というのは、日本在住歴15年のタイ出身の女性。
「タイの家族には、帰国の度に空港に売っている冷凍の『辛子明太子』を買って帰ります。冷凍だし、保冷パックに入ってるからタイに到着しても溶けてないんです!
だいたい2カ月くらい冷凍保存できるし、タイ米にもなかなかあうんですよ。はやくタイでも手に入るようになるといいんだけどって、親戚たちはいってましたね」(タイ出身)
博多土産といえば「明太子」は外せませんよね。福岡県内には明太子を売っているお店が数百件もあるといわれており、空港内でも28社が販売する明太子を購入することができます。
とにかく明太子がたくさん売っているので迷ってしまいますが、試食を楽しみながら、じっくり選んでみましょう。
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