美しい景色を楽しみながら、癒し効果も得られる場所といえば、やはり自然は外せません。なかでも山も海も楽しめるスポットは、自然の癒しパワーをもらえること間違いなし。
そこで今回は、関東地方から日帰りも可能な千葉県の「鋸山(のこぎりやま)」をご紹介しましょう!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
リフレッシュに最適な「鋸山」とは?
千葉県の南部、安房郡鋸南町と富津市にまたがる「鋸山」。正式名称は「乾坤山(けんこんざん)」といい、標高は329.4mの山です。まるで「のこぎり」のように切り立った岩壁が特徴で、その様子から鋸山と呼ばれるようになりました。
山頂には「千五百羅漢道」で有名な「日本寺(にほんじ)」がご鎮座しており、山の中腹約10万坪がこの同寺の境内です。昔から神聖な山として知られており、小林一茶や夏目漱石、歌川広重などの文筆家や浮世絵師なども訪れ、作品を残しています。
鋸山はもともと現在のような岩肌が見える山だったわけではありません。実は、江戸時代から昭和にかけてこの鋸山は良質な石が採取できる場所として知られていました。
鋸山で採取できる石は「房州石(ぼうしゅういし)」と呼ばれ、日本最大級の石切場や取り出した石を運ぶ車力道などの歴史遺産も残されています。必要な石を自然からいただいた結果、鋸山の現在の形が形成されたというわけですね。
鋸山へのおすすめアクセスは?
ロープウェイも車も便利!
自然には触れたいし絶景も楽しみたいけれど登山は初心者だし…というかたもご安心ください。
鋸山はしっかりと観光地化の進んだ山で、登山初心者でも問題なく楽しめる場所です。登山はちょっと…というかたも大丈夫。山頂までは鋸山ロープウェーで繋がっています!
標高300m級の山はつらい登山ではなく、歩いても山頂まで約2時間ほど。それでいて山頂からは眺望が楽しめるので、登山初心者のかたにもとてもおすすめです。
さらに鋸山はしっかりと登山道が整備されているため、迷う心配もありません。片道は登山を楽しんで、帰りは鋸山ロープウェーで素早く、といった気軽に楽しめる山です。
季節を選ぶ必要もありませんが、冬の時期は防寒対策が必須。散策を楽しむことも考えて、歩きやすい靴と動きやすい服装で出かけましょう。
鋸山ロープウェーや登山のほか、車で山頂近くまで登ることもできます。感染対策も考えると、いまの時期は車での移動が嬉しいですよね。鋸山登山自動車道を通って、終点の山頂駐車場へ行くのがおすすめです。
- 鋸山ロープウェー
- 公式サイト
広い境内は見どころ満載!
東京ドーム約7個分もある日本寺の境内は、見どころ満載です。登山自動車道を山頂付近まで登っていくと、最も近い境内入り口は西口管理所になるので、そこで拝観料を支払って境内へと足を進めて行きましょう。
入り口には大きな境内案内地図もあるので、しっかりと見どころをチェックしてくださいね。
広い日本寺の境内は、鋸山のあちこちに見どころが散らばっています。エリアは大きく「山頂エリア」「羅漢エリア」「中腹エリア」「表参道エリア」などに分けられており、それぞれ無料の駐車場があるので車を降りて散策をしましょう。
最も人気の高い山頂付近の見どころは「山頂展望台」や「地獄のぞき」、「石切場跡(ラピュタの壁)」などなど。全体をくまなく散策しましょう。
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