誰しもが一度はふれる言語といっても過言ではない「英語」。世界の共通語のひとつでもあるので、習得したいというかたも多いですよね。
でもその前に知っておきたいのが、世界には多数の言語があるように、英語のなかにもさまざまな種類があるのはご存じでしょうか。
よく知られているのは、イギリス英語とアメリカ英語。実は同じようで違う、英語を話す人々の間でも伝わらない単語があるのです。
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イギリスで「ズッキーニ」は通じない?
日本人が間違えやすい単語、イギリス英語特有の単語や表現、映画やテレビ番組で見つけたコレ!という表現など、みなさんの英語力に結びつくような表現をご紹介。
今回は、私がイギリスに来てちょっと驚いた、野菜の単語についてお話します。それは、「ズッキーニ」です。 野菜が好きではないかたは、ズッキーニと聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、「キュウリ(英語でcucumber)」に似た、外側は深い緑色、中は白っぽい色の野菜です。よくイタリア料理やフランス料理に使われます。
ズッキーニは、英語では「zucchini」と書きます。ですが、これはアメリカでのお話。
イギリスでは、「courgette」といいます。スペルや発音が少し違うどころの話ではなく、全く違う単語なのです。ですから、イギリス人に「ズッキーニ」といっても、何のことか分かってもらえません!
こちらのサイトで、courgetteの発音が確認できます。ちなみに、zucchiniの発音はこちらです。
調べてみたところ、イギリス英語の「courgette」は、フランス語と同じスペルなんだそうです。そして、アメリカ英語の「zucchini」は、イタリア語なのだとか。
フランスとイタリアはお隣さん同士なのに、スペルも発音も全く違うというのは、新しい発見です。
そして、イギリス英語はフランス語から、アメリカ英語はイタリア語から言葉を輸入したというのも、面白いですよね。
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