新型コロナウイルスの感染拡大により、以前と同じように出かけられない、人と会うことを避けなければならない状況が続いています。
そんななか、人混みを避けたアウトドアはソーシャルディスタンスを保ち、自然のなかで過ごすアクティビティとして注目を集めています。
なかでも身体を動かしながら美しい絶景も楽しめるハイキングは、密にならず、ひとりでも十分に楽しむことができるアクティビティのひとつです。
今回は、初心者でも楽しめる自然豊かな「尾瀬国立公園」のハイキングコースについてご紹介していきます。ぜひ、新型コロナが落ち着いた頃の楽しみとして、チェックしてみてくださいね。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
「尾瀬国立公園」とは?
「尾瀬ヶ原コース」と「尾瀬沼コース」は尾瀬国立公園内にある整備されたハイキングコースです。
この尾瀬国立公園とは福島県、栃木県、群馬県、新潟県の4つの県にまたがる広大な国立公園で、2007年に指定された新しいもの。本州では最大の高層湿原で、さまざまな高山植物が自生しています。
季節によって見られる植物が変化し、いつ訪れても美しい風景が見られるのも特徴のひとつです。
国立公園内にはいくつものハイキングコースがありますが、なかでも人気なのが尾瀬ヶ原を歩くコースと尾瀬沼を目指すコース。どちらも日本の風景とは思えないほどスケールの大きな自然が広がっています。
初めてでも、ひとりでも歩きやすい!
一帯が山岳地帯である尾瀬国立公園。日本百名山に選ばれている「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」を始めとし、「至仏山(しぶつさん)」、「田代山(たしろやま)」など約2,000mを越す山に囲まれています。
もちろん登山道もありますが、山の険しい道を登り頂上を目指すのではなくのんびりと散策を楽しめるハイキングコースが人気。自然に触れたいけれど初心者のかたや短い時間で景観を楽しみたいかたはハイキングコースを選ぶといいかもしれません。
ハイキングコースであれば、初めてでもおひとりさまでの旅行であっても安心して楽しむことができます。登山ほどの重装備が必要ないのも魅力ですね。
どんな植物が見られるの?
季節に合わせて咲き誇り、目を楽しませてくれる植物たち。尾瀬国立公園内では「花リレー」といわれるほど、春から秋にかけて多数の植物を楽しめます。
自然のなかで色鮮やかに咲く花を見つける嬉しさ、楽しさは尾瀬を訪れる大きな理由となるでしょう。
まず、尾瀬を代表する花といえば「ミズバショウ(水芭蕉)」。例年5月から6月に開花し、尾瀬の至るところで見られる花です。
ミズバショウが白い花を無数に咲かせている様子は尾瀬を代表する風景のひとつ。緑の湿原に白い水芭蕉が絨毯を敷いたように咲く様子は必見!
そして6月は「ワタスゲ」の季節。その名の通り、花が咲いた後には大きな丸い綿毛を付ける高山植物です。
大きな頭に細い茎を持つワタスゲが風にゆらゆらと揺られる姿はとても可愛らしく、ついつい時間を忘れて観察してしまいます。
7月に入ると今度は「ニッコウキスゲ」が姿を見せ始めます。大きな山吹色の花びらが特徴で、朝に花開いて夕方には閉じてしまう一日草です。
ニッコウキスゲのゴージャスな姿を見たいのなら、朝早いうちか午前中に到着するのがベストです。
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