摘みたての茶葉でいただくお茶はもちろんのこと、多種多様な和菓子やスイーツなどにも変身する「抹茶」や「ほうじ茶」といえば、日本人にとってなくてはならない存在です。
今回は、約70にのぼるブランドがひしめく大丸東京店の1階&地階の和洋菓子売り場の第一線で活躍する販売員200名に「ほうじ茶や抹茶を使った好きなスイーツは?」というアンケートを実施。
最新の「お茶スイーツ」事情について、早速チェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
歴史的な老舗から最新のスイーツまで一挙登場!
第10位〈鶴屋吉信〉本蕨抹茶/280円
10位にランクインしたのは、1803年創業の老舗「鶴屋吉信」の「本蕨抹茶」でした。
希少なわらび粉を贅沢に使用した、ぷるぷるの食感が大人気。抹茶の爽やかな苦みに新緑の季節をじっくりと感じられる一品です。
明治天皇・皇后も愛した鶴屋吉信の銘菓たちは、京都府より老舗の表彰を受けたり、厚生大臣賞や「全国菓子大博覧会」名誉菊花工芸大賞の連続受賞など、質も味も折り紙付き。日本を代表する涼菓です。
第9位〈豆源〉抹茶(130g)/378円
1865年創業の老舗「豆源」の「抹茶」が9位にランクイン。
豆菓子を追求し続けてきた豆源自慢の製法で、抹茶をたっぷりと使用した衣が豆を包み込み、優しい和三盆の甘みが加えられた、お茶のお供にたまらない一品です。
江戸時代から親しまれてきた「麻布十番の豆屋さん」は、その名の通り豆菓子のエキスパート。落花生からそら豆、大豆にナッツ類など、あらゆる豆たちのお菓子と共に、おかきやかりんとうなども入手可能です。
第8位〈アンリ・シャルパンティエ〉茎ほうじ茶フィナンシェ(5個)/1,242円
8位にランクインしたのは、1969年に兵庫・芦屋で産声を上げた洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」の「茎ほうじ茶フィナンシェ」でした。
日本最高位の「茶師十段」を持つ茶師・東源兵衛氏の選定した一級品の京都産一番茶葉を使用した、香りの際立つ贅沢な一品です。
小さな喫茶店からスタートし、現在も菓子店と共にカフェも展開している同店。このフィナンシェもこだわり抜いて作られていることがわかる味わい深い仕上がりで、贈り物にも最適です。
第7位〈東京カンパネラ〉抹茶タルト(4個入)/1,080円
イタリア語で鐘を意味する「東京カンパネラ」の「抹茶タルト」が7位にランクインしました。
特製の抹茶クリームをふんだんに閉じ込めた、ホロホロでサクサクの食感もたまらない絶品タルトです。
同店といえば、1.5mmという極薄に焼き上げ、重ね合わせた波模様の「ラングドシャ」も名物のひとつ。美しい「カンパネラブルー」のボックスが印象深く、東京のお土産として欠かせないというファンも多い菓子店です。
第6位〈とらや〉竹皮包羊羹新緑(330g×2)/3,024円
6位にランクインしたのは、室町時代の後期に創業という日本史に残る「とらや」の「竹皮包羊羹新緑」。
1957年に誕生し、初期は葉緑素やビタミンB群を含む認可特殊栄養食品でもあったという逸品で、色彩が美しい定番の羊羹です。
1586年より即位した後陽成天皇の御所にて御用も担う同店は、明治維新の東京遷都に伴い移転、東京での歴史を重ねています。
現在では「TORAYA CAFE」などイートインの店舗も展開し、時代を超えた甘い和の世界を堪能できる名店です。
Page: 1 2