【2021年】梅雨を彩る、美しい紫陽花(アジサイ)~京都府の名所7選

今年は梅雨入りが早かったですね。梅雨といえばお寺や住宅の庭、街頭などで、しっとりと花を咲かせる色鮮やかな紫陽花(アジサイ)。ピンク、紫、水色…と、色とりどりの花を咲かせる花は、晴れた日はもちろん、雨の日も絵になります。

今回は有名どころから穴場まで京都府内の紫陽花の名所をご紹介。雨続きのなか、色鮮やかな花を見てリフレッシュしてくださいね。

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朱塗りの三重塔を囲むように、しっとりと咲くアジサイ

木津川市・岩船寺(がんせんじ)

見ごろ:6月上旬~下旬

京都府南部、奈良にほど近い、木津川市加茂町の南当尾一帯は、古くは「小田原」とよばれ、仏教文化が花開いた地。なかでも岩船寺は奈良時代の729年に創建されたと伝わる古刹で、本堂には行基作といわれる本尊阿弥陀如来坐像が安置されています。

岩船寺はウメ、ツバキ、サクラ、ツツジ、アジサイ、スイレン、サルスベリ、紅葉など、四季折々の草花が豊かことでも有名。今の季節は趣ある山門をくぐると、両側にアジサイの花が咲き乱れ、訪れる人を出迎えてくれます。

種類も多く、セイヨウアジサイ、ガクアジサイをはじめ、シーボルトが「日本植物誌」で紹介したというシチダンカ、そして重要文化財でもある五輪石塔の側には可憐なカシワバアジサイの姿も。新緑に三重塔の朱色のコントラストが美しく映える中、色とりどりのアジサイがしっとりと咲き誇ります。

■■information■■
岩船寺
京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
0774-76-3390
拝観時間:8:30~17:00(受付16:45まで)
拝観料:大人 500円

10万本もの「紫陽花の海」におぼれたい

舞鶴市・舞鶴自然文化園

見ごろ:6月中旬〜7月上旬


美しいリアス式海岸の舞鶴湾を眼下に望む大浦半島。その標高200m付近に広がる自然豊かな公園が、舞鶴自然文化園です。

園内には約2haという広大なアジサイ園があり、谷合を埋め尽くすように青や白、紫のアジサイ、約100品種、10万本も咲く様は圧巻! その美しさは「紫陽花の海」と称されています。

谷には小径が作られ、散歩をしながら「紫陽花の海」の中を歩くことができるんですよ。

この素晴らしい「紫陽花の海」を鑑賞する絶景ポイントは各所にありますが、おすすめはアジサイ園の上の方にあるデッキ。また、下の方には八ツ橋があり、いろいろな品種のアジサイを間近に見ることができます。

■■information■■
舞鶴自然文化園
京都府舞舞鶴市字多祢寺地内
0773-68-0221(舞鶴市役所土木課)
入園時間:6月14日~7月2日 ※土・日曜は休園 9:00~17:00(最終入園時間は16:00)
入園料:大人 500円/小中学生 250円

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