日本のレトロな絶景へ。ノスタルジックに浸る、東北地方の「景勝地」12選

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白石の武家屋敷/宮城県

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現在の宮城県白石市にあった「白石城」。その城下町として栄えたエリアに武家屋敷の街並みが残されています。

武家屋敷通りには白石川から引いた水路が張りめぐらされ、いくつも小さな橋がかけられているのが特徴。

水路を渡った先には武家屋敷の入口となる大きな屋根付きの門があり、ここを武士が歩いていたんだと自然にイメージさせる風情ある景色が見られます。

武家屋敷と聞くと重厚な作りの重々しい建築物をイメージしますが、白石の武家屋敷は茅葺屋根の優しい造り。

中が見学できる「旧小関家」も、囲炉裏の部屋と茶室が中心の簡素な造りとなっています。それほど広くはありませんが、しっかりと手入れされた小さな庭園が上品な武家屋敷です。

銀山温泉/山形県

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まるでジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界へと迷い込んだかのような、シックながら華やかな景色が見られるのが「銀山温泉」です。

古くから湯治湯として名高い銀山温泉があるのは、市街地とは隔離された山間部。現実を忘れて、思い切り旅に没頭できる環境が整っています。

木造建築の温泉宿が立ち並ぶようすは、大正時代のロマンを感じさせる美しく風情のある景色。

宿の門構え、街灯、建築様式など細部にわたって完璧に統一された世界観を持つ温泉街は女性同士やカップルの旅行にぴったりです。

酒田の街並み/山形県

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山形県酒田市は古き良き港町の景色を残した絶景スポット。ドラマ『おしん』の撮影地としても知られ、聖地巡礼をかねた旅が楽しめます。

酒田市の中でもメインのスポットとなっているのが「山居倉庫」です。明治時代から使われているお米の貯蔵倉庫は現在も倉庫として使われているほか、レストランや歴史資料館としての役割も果たしています。

黒い外観のかっこいい倉庫は酒田市が十分に栄えていたことの象徴。ほかにも荷揚げが行われていた船着き場や復元された山居橋など見どころたくさんです。


上山藩武家屋敷通り/山形県

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山形県上山市にも趣のある「上山藩の武家屋敷」があります。300年以上前に建てられた4軒の武家屋敷が並ぶ静かな通りは、木製の塀があり、今にも武士が現れそうな雰囲気。

横一列、まとまって武家屋敷が並んでるのは全国的に見てもとても珍しいことなんだとか。

4軒の屋敷のなか、中に入って見学可能なのは市が所有する「三輪家」と「旧曽我部家」です。

実際にまだ居住されている屋敷もあるので注意して見学させていただきましょう。美しく手入れされた茅葺屋根と庭園を持つ、木の香りの漂う屋敷は雰囲気満点です。

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