近年SNSで注目を集め、人気の観光スポットとなった場所は多くあります。昔から姿を変えずに存在し続けているにも関わらず、まだまだ知られていない絶景は全国各地に隠されており、新しい絶景に出会うのが楽しみ!というかたも多いことでしょう。
今回は、注目を集め始めたばかりの絶景スポットをご紹介。岐阜県揖斐郡(いびぐん)春日村にある「天空の茶畑」です。「岐阜のマチュピチュ」という異名を取るほど美しい、緑の世界をご紹介しましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
岐阜にもあった!天空の絶景
国土の多くが森林に囲まれた日本には、本物のペルーのマチュピチュに負けないくらい美しい絶景が、全国各地に存在しています。
「○○のマチュピチュ」という異名はよく使われていますが、地形を考えると標高の高い場所に人々が住み、建築物や畑を作るというのは、日本国内では珍しくなく昔から行われてきたことといえるでしょう。
「岐阜のマチュピチュ」こと、春日村の茶畑も人の営みが生み出した美しい集落のひとつ。緑一面の茶畑を展望台から眺められるとても素敵な場所です。
「天空の茶畑」へのアクセスは?
秘境、絶景、さらに天空という言葉でお伝えすると、たどり着くのが難しい場所にあるんじゃ…と思ってしまいませんか?
長時間の登山が必要だったり、細く曲がりくねった山道を登っていかなければいけない、確かにそんなスポットも数多くあります。
しかしながら揖斐川町上ヶ流地区にある「天空の茶畑」へのアクセスは、秘境のなかではかなり良い方といえます。
細い道ですがきちんと舗装された道路が茶畑まで続いていますし、数は少ないものの駐車場も完備されています。駐車場の案内は地元の方が行ってくれており、迷うこともありません。
約10台ほどですが、駐車場があるので車でのアクセスが便利。国道417号線を揖斐方面に走り下岡島交差点を県道32号線春日方面へと進みます。樫大橋を右折すると約3kmほどで到着です。
近づいて来ると地元の人々の手書きの看板が多く建てられているので、迷ってしまう心配はありません。なんだか温かな雰囲気の漂う秘境です。ただし、高低差があるので車で訪れる際は注意しましょう。
実は、貴重な「古来茶」の聖地!
「天空の茶畑」という呼ばれ方でも分かるように、春日村には広い茶畑が広がっています。春日村は標高が高く、お茶を作るのにとても向いている地区で、古くから栽培が行われてきました。
春日村で育てられ、摘み取られるお茶は品質の良い「古来茶」として知られています。古来茶とは、品種改良をされていない在来種のお茶のことで、日常的に口にする日本茶とは種類が異なります。
古来茶はとても貴重で、全体の3%ほどしか流通していないといわれるほど。そんな古来茶が700年以上前から栽培し続けられている、古来茶の聖地なのです。
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