「天空の遊歩道」までにも見どころが！

車を駐車したら案内に沿って「天空の遊歩道」へと入って行きましょう。遊歩道への入り口は、あちこちに案内看板が立っているので迷う心配はありません。

遊歩道へと向かう途中、ボランティアのかたからかわいい手作りのマップがいただけます。春日村を楽しんでほしい、という思いで作られたかわいらしいマップは旅の思い出にもなりますね。

途中で『君が代』に登場するさざれ石や、大きな烏帽子岩などがあるのでお見逃しなく。

さざれ石は実はこの地域でよく見られる石で、岐阜の天然記念物にも指定されています。小さな石が長い月日をかけて集まり、ひとつの大きな岩となったものが、さざれ石です。とても珍しいものなので、ぜひお見逃しなく。

「天空の遊歩道」を歩いて絶景スポットへ！

遊歩道とはいうものの、コンクリートで整備された道ではなく砂利に覆われた山道が約20分ほど続くため、必ず歩きやすい靴で出かけましょう。ヒールの高い靴やサンダルでは歩きにくく危険です。

天空の遊歩道は途中でAコースとBコースに分かれています。たどり着く先は同じポイントなのですが、Aコースのほうが傾斜が緩やかで時間がかかり、Bコースの方が短い時間で到着するものの傾斜がきつくなっています。

山登りに慣れていないかたは、緩やかなAコースを選びましょう。

Aコースの途中には遠くは岐阜城のある金華山が見える場所もあります。途中に休憩所も設けられているので、自然を楽しみながら登って行きましょう。

大迫力の絶景を楽しんで！

「天空の茶畑」を眺められる絶景ポイントは2つあります。細い山道をのぼり、木の階段をのぼりきった先にある開けた場所が最初の絶景ポイント！眼下に広がるのは一面緑色の眩しい山々と、その山に囲まれ浮かぶように見える茶畑です。

先程目にした茶畑ですが、上空から見てみると段々畑の均整の取れた形や、山の色とは違う緑がとても美しく感動すること間違いなし。約20分ほどの登山で、こんなに美しい景色が見られるのかと驚くことでしょう。

最初の絶景スポットには丸太で作られたベンチがあるので一休み。他に観光の方がいらっしゃる場合はマナーを守り、譲り合いを忘れず鑑賞しましょう。

もうひとつの絶景スポットは、さらに少し先に進んだ場所に位置しています。標高が高くなるため茶畑は小さくなるのですが、その分周囲の山々の迫力が増す景色が見られますよ。

お茶をいただくのも忘れずに！

茶畑の絶景を楽しんだあとは、駐車場からすぐのところに「天空の里 上ヶ流」というお茶屋さんで一休み。お茶と一緒にデザートやお食事がいただけます。もちろん、ここ春日村で大切に育てられたお茶です。

小さなお店なので満席のこともありますが、本当においしいお茶がいただけるので待つ価値あり！

また、上ヶ流茶園では5月中旬〜6月下旬ごろまでの間、茶摘み体験も可能。柔らかなお茶を自分の手で摘み取る体験はなかなかできないので、とても良いアクティビティですね。

「天空の茶畑」で、絶景と伝統の味に出会おう

秘境中の秘境ともいえる揖斐郡春日村。古くから受け継がれてきた茶畑は、いまも生き生きと輝いています。

少しお邪魔して「天空の茶畑」を見せていただく、そんな旅へと出かけてみませんか？空に浮かぶ茶畑の絶景と、なかなか味わえない伝統のお茶をいただく旅は心をほんのりと温めてくれることでしょう。

• image by:Shutterstock.com
• ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
• ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。