福知山発のニューカルチャー!オトナが集うスケボー×カフェバー「GF8」オープン

東京2020オリンピック競技大会の新競技であるスケートボード(スケボー)。メダルラッシュに加え、史上最年少金メダル獲得記録をも塗り替えるなど、スケボーが一躍脚光を浴びる今。まるでこの結果を予見していたかのようにオープンしたお店が福知山にあったんです!

「スケボー×カフェバー」という他に類を見ないスタイルってどんな感じなんだろう…?ということで行ってきました。

素敵なオーナーの皆さんにお話をた~っぷりお伺いしましたので、お店の全貌と共にご紹介したいと思います!!

【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください
・屋外の活動も慎重にしてください
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください

※営業時間等は、緊急事態宣言発出時などには営業時間が異なることもあるためご注意ください。
飲食時の「#きょうとマナー」にご協力ください。
※写真撮影時のみマスクを外しています。

福知山市厚東町に「GF8」がオープン!

2021年6月21日、福知山駅から徒歩10~15分程の場所に位置する厚東町にオープンした「GF8(ジーエフエイト)」。周りはフツーの商店や民家なのに、個性的な車が何台か駐車されていて、この一角だけオシャレ。それだけですでにワクワク。テンションが上がります。

ところで、GOLDFISH8なる言葉がベースになっているというこの店名、どんな意味が込められているかわかりますか~?読み進めながら、ああかな?こうかな?と予想してみてください。答えは最後のお楽しみ。

スケートボード×カフェバーなる不思議ワールド

ドアを開け、一歩足を踏み入れるとそこには見たこともない空間が!テーブルと椅子が配されたスペースの向こうには、大きなスケボープール。そしてスケボーを楽しむ、これぞ「かっこいいオトナ」と言わんばかりの大人たちが優しい笑顔で迎えてくれました。

「スケボー×カフェってどんなお店???」と取材に伺う前から興味津々だったんですが、実物を目の当たりにして、「オォ~~こういうことか!」という驚きと同時に、その新鮮さと店内に漂う独特の空気感に一瞬にして魅了されました。

オシャレでかっこいい、けれど優しくて居心地が良い。なんとも不思議な空間です。


日替わりで色んなお店の味が楽しめる

こちらのお店、ユニークなのは「スケボー×カフェ」という点だけではないんです!なんと、毎日日替わりでいろんなお店のお料理がいただけるんですね。

つまり、出店者さんにカフェスペースを貸し出すという、これまた新しいスタイルで営業されているわけです。もちろんどのお店もGF8のオーナーさんたちお墨付きのこだわりメニューを提供。オリエンタルテイストの「バーチカル食堂」、スパイスカレーが人気の「SPICECURRY GARMII」など個性的なお店がラインアップ。

店内にはテーブル席もありますが、スケボープールの縁もテーブルとして利用できるので、かぶりつきでスケボーを見ながら飲んだり食べたりというスタイルが個人的にはオススメ!

曜日や時間帯によって出店者さんや営業時間が変わりますので、スケジュールはGF8の公式インスタグラムでチェックしてくださいね!

Instagram


野菜たっぷりヘルシータコスに大満足!

ちなみに、私がお邪魔した日は「TACO.SCRATCH」というお店の出店日で美味しいタコスプレートランチをいただきました。

大きなお皿いっぱいにカラフルなフレッシュ野菜がた~っぷり!SNS映えはもちろんのこと、レモンも皮ごと食べられるということで、カラダも喜ぶヘルシーランチを堪能しました。

良い感じのオトナの空間にするために

※この写真はイメージ画像です。

カフェバーの飲食利用は誰でもOK!「スケボーもされるんですね、じゃあ今度、ランチやディナーとのセットでこういう時間を作りますけど来られますか?」といった感じで、お客さんとコミュニケーションをとりながら、良い感じのオトナの空間をキープしています。

実際、私がお邪魔した際も“おひとりさま”のお客様に「その椅子座るの難しいでしょ?こうやって座ってください。さらにその不安定さを楽しんでください(笑)」とフランクに話しかけ、そのお客様の笑いを誘うシーンがありました。

「『スケボーだけできたら良いんです!』という雰囲気にはしたくないという言葉の通り、大人が安心して食事とスケボーの両方を楽しめる居心地の良い空間を維持すべく、現状スケボーは会員と招待制による利用のみ。

スケボーも時間制限などはなく「譲り合い」の精神。プロスケートボーダーが来店し、セッション&レクチャーなんて贅沢な体験ができることもあるそうですよ。

GF8のオーナー5人衆をご紹介

では、ここで!福知山にこんなに新しいスタイルのお店を作られたオーナーの皆さんをご紹介します!

まずは、学習塾や人気アウトドアショップ「somabito」を経営する岩城四知さん。「好きを楽しむ」がコンセプトの某有名酒造会社のCMにも抜擢され、多方面で活躍されています。

左から井上さん、伊東さん、岩城さん、橋本さん、谷さん

福知山以北エリアのJRのシステムなどを請け負う電機会社社長の井上大輔さん。岩城さんと共に、小さな木片一つから「somabito」をオープンした伊東和哉さんは、木材&建築会社の社長であり、GF8の建築・デザイン・施工も担当。「somabito」と同じ店舗内で、癒され度200%のお洒落カフェ「UNBIRTHDAY COFFEE」を営む橋本圭祐さんは、岩城さんが28歳で始めた学習塾一期生でもあるのだとか。

そして、福知山のふるさと納税返礼品1位も獲得されているお肉屋さん「谷牧場」&ハンバーガーショップ「BUTCHER CAMP」の店主・谷龍太郎さん。

岩城さん、伊東さん、井上さんのお三方は、中学一年生のお嬢さんが幼稚園児だったころからのパパ友であり、キャンプ仲間。そこに30代の若手お二人が加わり、かねてからキャンプ関連やさまざまなイベントを一緒にやっていたことがきっかけで今回の共同経営に至ったとか。

GF8はこちらの5人のオーナーによる合同会社杣としての第1弾プロジェクト。「まだまだいろんなことをやっていきたい。今後は宿泊業とかいろんなことを想定してます」と優しい笑顔とともに、ポジティブなエナジーが伝わってきます。

岩城さんが発起人となり、「奥京都デザインプロジェクト」という企画をやり始めたのが5人の原点。「福知山のみならず奥京都の魅力を創造し世界へ発信。今までの地域創生の動きとはちょっと違った切り口でいろんなことをやってます」と岩城さん。

「『かっこいい街を作るんじゃなくて、自分たちがかっこいいことをしていく』『自分たちをアップデートすることで、周りや街が影響を受けていく』『自分たちが努力してないのに外側だけとか、仕組みだけとかって意味がない』『台風の目みたいになって周りを巻き込んでいく存在にならんとって』って言葉が物凄く響いて『ほんとおっしゃる通りです!』ってなって(笑)」と井上さんは当時を振り返ります。

「今の自分に満足せずに常に更新。しかもそれを楽しみながら超えて行こうとするメンバー」と誇らしげに語るその姿がなんともキラキラとしていて眩しかったです。

試作に試作を重ね「BUTCHER CAMP」の絶品ハンバーガー誕生!

「BUTCHER CAMP」の店主としてGF8に出店し、ハンバーガーやローストビーフといったメニューを提供している谷さんはメンバー最年少の30歳。親子のような歳の差ということで岩城さんからは「こんなハンバーガー出す気か?」と何度もダメ出しをされたとか。

精肉屋さんだけあって、肉のクオリティも高く、最初の段階でも人気のあるお店レベルの出来だったというハンバーガー。

それでも「それでええんか⁉︎ほなそっちのお店行ったらええやんか!」と言われ、肉の配合率や、3種のソース開発など、試作に試作を重ねて出来たハンバーガー、美味しくないワケがありません!!この絶品ハンバーガーもGF8だからこそ生まれたメニューです。


スケボー×和テイストは世界でココだけ!

もともとは居酒屋だったこの場所で何か新しいことを始めようと、コロナ禍かつ具体的なプランも決まっていない中、まずこの場所を押さえたところからスタートしたこちらのお店。

元来、スケボーボウルでスケボーをするカルチャーはアメリカのカリフォルニア発。そこに、飲食スペースの床を枯山水風にして京都をイメージしたデザインにしたり、スケボーボウルの上端には洗い出しというザラザラっとした技法を施し、和のテイストを融合。「スケボー×和」なデザインは世界でココだけなのだだそう。

Page: 1 2

TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。