福知山発のニューカルチャー!オトナが集うスケボー×カフェバー「GF8」オープン
なんと!オーナー全員スケボー初心者!!!
地元福知山で個々に会社やお店を営む5人のメンバーが共同経営という形でオープンしたGF8。さぞかし皆さんスケボーフリークなんだろうと思いきや、なんと!5人全員スケボー初心者と聞いてビックリ!!
「スケボー×カフェ」というコンセプト決定を機に、皆さんスケボーを始めたんだとか。バリバリのスケートボーダーじゃないところが逆にスケボーに対するハードルを下げてくれて、未経験者も安心して始められそうですよね。
「人が集まれる場所がいいかな?という想いが常にあった中で、自分たちの特別な場所みたいなことを並行して考えてるうちに、スケートボードのブランドデザインをしている人たちとイベントを通して仲良くなって。スケボープールがある多目的空間って絶対面白いよ!って話になったんです。始めは『スケボーっすか!?』みたいな感じだったんです」とお店がオープンに至る経緯を話しながら、始めて2カ月とは思えないスケボーの腕前を披露してくれました。
スケボー未経験46歳がハマった!スケボーの魅力
「僕みたいにスケボー未経験で、46歳にもなってから気付くスケボーの魅力みたいなものもあるんですよ」と井上さん。
老若男女関係なく楽しめて、それぞれのレベルでメイクしたらハイタッチして褒め合う。スポ根的な昭和なカルチャーは皆無。「こないだまで立つのがやっとやったのに、次見たらこれができてる!ってなると、みんなが一緒になって『すごいやん!』って褒めるんです。そしたらまたやる気が出るから、どんどん上手くなるんです。そういうカルチャーがこれからの時代感を背負ってるように思うんです。しかもできたらかっこいいんですよ(笑)」。
確かに。間違いない。
スケボーの練習中に骨折をしたという伊東さん。「早くスケボーやりたい!」という気持ちのせいか、お医者さんも驚く驚異の回復力を見せ、短期間でスケボー復帰。いい大人たちがまるで少年のように夢中になる魅力がスケボーにはあるようです。仕事も遊びも本気。かっこいいです。
接待ゴルフより接待スケボー
岩城さん(49歳)曰く「僕らの年になると皆さん接待ゴルフとかすると思うんですけど、僕らは接待スケボー(笑)。子どもの見えないところでゴルフとかをやるより、大人になってもこんなに突き抜けた遊びができるんだな、こんなに楽しめるんだなっていうのを見てもらって、大人になるのを楽しみに思ってもらいたいなって思います。いろんな考えも柔軟に取り入れて、いろんな人と組んでいけば天井知らずの面白いことができるよ!っていうのを若者にも見せたいし、同年代の人にも今からでもできるなっていう気持ちになってもらいたいなと。そんな想いから、この空間はできました。」
「全天候型でいつ来ても遊べる、全国の人がここに来てくれるようなスペースを作ろう!」という想いのもと作られたGF8。目指すは世界。
それもそのはず、もともとGF8の隣に位置する岩城さんと伊東さんのアウトドアショップ「somabito」は、海外でワークショップを開催するなど、日本全国のみならず世界に向けて情報を発信してきているブランドです。
地元の人はあまり知らないらしく、お客さんの凄い行列を見て「なんであそこのお店はあんなに並んでるの??」といった現象もしばしば(笑)。限定商品を売り出します!となると朝から100人以上ものキャンプオタクたちが列をなし、徹夜組も出るほどなのだとか。GF8も世界が注目するスポットになる可能性大!!
「誰が欠けてもこういう状態にはなってない」
そんな岩城さんと伊東さんに触発された井上さん。本業とは別に廃校を活用した地域プロジェクト「THE610BASE」を始めたそうで、いちご農園や、いちごスイーツの開発、クラフトビール製造まで手がけるに至ったきっかけを教えてくれました。
「岩城さんにいつも何かを投げかけられるんです。で、何のためにやってるんですか?で、何になるんですか?どうしたいんですか?子どもにどんな生き様残すんですか?って。みんな社長なんで、そういうことを突きつけられることってそうそう無いんですよね。岩城さんと伊東さんは結果ももちろん凄いんですけど、結果だけじゃなくて、それにどれくらいの熱量を込めてやってるか横で見ているので、あー俺やってないわ。まだまだやれることやってないわって気付かされるんです。僕はもともとマイペースなタイプなんですけど、マイペースだと摩擦がないので成長しないんですよ。成長って摩擦がいるでしょ。このメンバーとの出会いは大きいです。」
福知山から世界へ!
冒頭で触れたGF8=ゴールドフィッシュ8というこの店名。さて、その心は?ゴールドフィッシュ=金魚+8=金魚鉢。これはスケボープールの形がまさに金魚蜂のような形をしているから。
さらに、鉢を数字の8にしたのは、スケボーでも8の字を描いたりすることと、8の形が無限大に似ていることから、「無限大に広げていきたい!」という意味を込めて名付けられたのだそうです。
「福知山だけでなく奥京都に根付くカルチャーと自分たちのカルチャーを融合し、新しい価値を創造して『面白いことを考える人がいるね』みたいなところで勝負していければと思ってます。意外性がある方が面白いと思うので。」
福知山のイケてるオトナ5人衆。この先も一体どんなことをしてくれるのか?福知山からどんなムーブメントが巻き起こるのか?楽しみです!!
■■INFORMATION■■
GF8(GOLDFISH8)
住所:京都府福知山市厚東町27番地
Instagram
※スケボープールの使用は現状会員限定。カフェバーは一般利用OK。出店スケジュール、営業日時については上記公式インスタグラムを参照ください。
中野里美
初めて訪れたのに、初めてお会いしたのに、初めてな感じがしない。もちろんスケボー×カフェというスタイルは新鮮で、とびきりお洒落な空間だったんですけどね。
オーナーの皆さんのなんとも言えない肩肘張らないリラックスした雰囲気とスタンスがとても心地よくて、ついつい長居してしまいました(笑)。
私も試しに初めてのスケボー体験をさせてもらったんですが、想像以上に不安定で「うゎっわっうわぁ~~~っ!」と大声を出してしまったほど。持ち前の負けん気の強さ&スポーツ好きも相まって、私も自力で立ってみたい!と密かに思っていたりして(笑)。
「立てるようになりたい」「滑れるようになりたい」「ターンしたい」など成長ステップが小刻みかつ明確に見えるというのもスケボーにハマる大きな要素かもしれませんね。オリンピックでの躍進も手伝って、スケボーブームの予感。
- source:KYOTO SIDE
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