青い空と海を眺める旅―丹後半島絶景ドライブ!

海の京都、丹後半島。その北側は「山陰海岸ジオパーク」として認定された地質遺産が残る美しい海岸線が続きます。白砂の「琴引浜」からヨーロッパの教会のような「経ヶ岬灯台」まで、絶景スポットをめぐるドライブ旅……お出かけが難しい今は、記事と画像で旅行気分をお楽しみください。

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「山陰海岸ジオパーク」とは

旅のはじめに「山陰海岸ジオパーク」について簡単に解説しますね。

ユネスコ世界ジオパーク(※)にも認定された、京都府京丹後市の経ヶ岬から鳥取県鳥取市の白兎海岸まで、京都・兵庫・鳥取の3府県にまたがる東西約110kmの広大なジオパークです。

日本列島がユーラシア大陸の一部だった時代から、現在に至るまでの経過を確認できる貴重な地質や地形が数多く残っており、天然の「地形・地質の博物館」と呼ばれています。

※現在、世界で44カ国・169のユネスコ世界ジオパークが認定(2021年4月現在)。 日本からは、9地域(洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳、伊豆半島)が登録されている。

【本日のドライブマップ】

image by:Google Map

今回は宮津市の天橋立駅前でレンタカーを借りてドライブスタート。まず、最初の目的地は鳴き砂で知られる「琴引き浜」です。安全運転で出発〜!

1. キュッキュッと鳴る白い砂浜の「琴引浜」へ

京都縦貫自動車道の京丹後大宮ICでから丹後半島の北側の付け根へ向かって走ること約30分。国道178号線から「琴引浜」の案内板をたよりに旅館が点在する細い道を抜けて行った先に広がる白い砂浜が「琴引浜」です。


右を見ても左を見ても真っ白!約1.8kmにもわたり、この美しい海岸が続いています。そして砂浜を歩くと砂がキュッキュと鳴るんです。楽しい~!砂が鳴くことから“鳴き砂”と呼ばれています。

立ち寄りスポット「三津の灯台珈琲」でコーヒーブレイク

天橋立からずっと運転をしてきたのでコーヒーが飲みたくなってきました。そこで琴引浜から車で5分ほど行った三津漁港にある「三津の灯台珈琲」へ。

こちらはコーヒーを片手に岩場にある灯台まで散策できます。先程の白砂の海岸から一転、ダイナミックな岩に目を奪われます。これが「山陰海岸ジオパーク」の醍醐味なのですね!素晴らしい景色を見て、美味しいコーヒーをいただいたところで、再び出発!

潮風を感じたい! 京都の海が見えるカフェへ

車はさらに国道178号線を丹後半島の先端に向かって進みます。左側はずっと海で素晴らしい景色が続きます。途中、いくつか休憩スポットがあるので車を停めて眺めることができますよ。

立ち寄りスポット「間人テラス My Sunshin」でピザランチ

さて、ちょっと早いですが、SNS映えすると人気の「間人テラス My Sunshin」でランチをいただきます。

お目当ては、目の前の海で獲れたプリプリのイカやエビ、地元名産のサバのヘシコ(サバの糠漬け)、宮津市の竹中罐詰のオイルサーデンをトッピングした海の香りが堪能できる「シーフードB ピザ」。海を眺めながら、美味しいピザがいただけるなんて最高~。

テイクアウトもできるので、途中で車を停めて海を眺めながらピクニック気分でランチを食べるのも素敵ですね。

潮風を感じたい! 京都の海が見えるカフェへ

2. 海の中に巨大な岩がそびえ立つ「立岩」

お腹が満たされたところで、今回楽しみにしていたスポットの一つ「立岩(たていわ)」へ。先ほどまで岩場の海岸が続いてましたが、再び真っ白な砂浜になりました。砂浜に降りると、視線の先に「立岩」が見え、テンションが上がります。

直線的で荒々しい岩肌がダイナミック

「立岩」は高さ20mもある一枚岩。地下から噴出したマグマが冷えて固まり、その後の浸食により周囲の地層が削り取られ、こんな立派な岩ができたのだそうです。

この岩には不思議な伝説があり、聖徳太子の異母弟といわれる麻呂子親王が3匹の鬼を退治したとき、見せしめのために1匹をこの大岩に封じ込めたのだとか。今でも強風、波の高い夜などは、鬼の泣声が聞こえるといわれています。

立ち寄りスポット「道の駅 てんきてんき丹後」で情報収集

起伏に富んだ景色を見ていたら、「山陰海岸ジオパーク」についてもう少し知りたくなってきました。
そこで「山陰海岸ジオパーク 京丹後市情報センター」がある「道の駅 てんきてんき丹後」へ。

こちらではジオパークなどの詳しい情報を収集することができるほか、フードコートやショップもあるので休憩がてら食事をしたり、お土産を買ったりすることもできます。

「道の駅 てんきてんき丹後」公式ホームページ

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