フルーツもダメ?実は国によって違う「機内持ち込みができない手荷物」

スピーカーやロボット掃除機

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最後は「家電」の持ち込みが禁止されている国際線を紹介します。家電など機内に持ち込む人など普通はいないと思いますが、ハンディ扇風機を片時も手放さない人だとか、スピーカー機器を事情があって機内に持ち込みたい人だとかは要注意です。

ANAの中国・大連発の路線では、スピーカー機器の機内持ち込みが禁じられています。さらにいえばカウンターでの預け入れも禁じられています。つまり飛行機に持ち込めないので要注意です。

  1. 機内に持ち込める+預け入れできる
  2. 機内に持ち込める+預け入れでき「ない」
  3. 機内に持ち込め「ない」+預け入れできる
  4. 機内に持ち込め「ない」+預け入れでき「ない」

要するに「4」の状態ですね。

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ユニークな例として、ANAの中国の青島発の路線では、ロボット掃除機(本体)のカウンター預け入れが禁じられています。むしろ機内への持ち込みが100Wh以下のロボット掃除機の場合、認められています。

  1. 機内に持ち込める+預け入れできる
  2. 機内に持ち込める+預け入れでき「ない」
  3. 機内に持ち込め「ない」+預け入れできる
  4. 機内に持ち込め「ない」+預け入れでき「ない」

「2」の状況ですね。リチウム金属電池やリチウムイオン電池の場合と同じく、誰も見ていない貨物室で発火や爆発などのトラブルを避けるためでしょうか。

せっかく日本に持ち帰ろうとしたのに、ロボット掃除機が100Whを越えたタイプだと機内も含めて飛行機に乗せられません。どのみち日本人が中国の青島でロボット掃除機を買う状況が想像しにくいですが、念のため頭に入れておきたいですね。

渡航先の国によって日本のルールとは異なる特別な荷物の持ち込み制限が課される国際線について紹介しました。

新型コロナウイルス感染症が終息して再び海外に出かけるチャンスがあったら、自分の渡航先で特別に飛行機での輸送が禁じられているアイテムがないか確認しておきたいですね。

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