大好きな人に伝えたい「愛」のことば。標準語では「愛してる」が基本ですが、たまには生まれ故郷の方言で伝えてみるのはいかがでしょうか。
ふだん標準語を使っているなら、新たなギャップが功を奏することまちがいなし。
たとえば、北海道でよく使われる方言に「なまら（とても）」という言葉がありますが、「なまら好きだべさ」「なまら愛してる」なんていわれたら、ほっこりとかわいさが倍増する気がしませんか？
そこで今回は、全国の「愛してる」を伝える方言について調査を実施。同じ県内でも地域によって異なるみたいですが、その土地ならではの愛を伝えるフレーズについて、たくさん教えていただきました。
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東北エリア「愛してっぺちゃ」
訛りやアクセントの違いにより、外国語のようにも聞こえる東北弁。青森県だけでも津軽弁に南部弁、下北弁と地域によって差異があり、他県の人からも高難度な方言といわれることも。
ですが、愛を伝える方言の難易度は意外と低め。標準語と大きな違いはないそうで、青森県出身の女性からも「津軽弁も標準語と同じように『愛してる』といいますよ」とのお答えが。
「あえて方言で告白するなら『おめのこど たんげ好ぎだはんで、つぎあってけろ（あなたのことがとっても大好きだから、つきあってください）』とかですかね」と、方言を使った告白フレーズを教えてくれました。
「愛してっけ」／岩手県
岩手県の方言は、標準語に比べてやや強めな印象。「愛してっけ。おめぇのこと一生あづがってけっから（愛してる。お前のこと一生面倒みてやるからな）」なんて、たくましいフレーズが聞きたいですね。
「愛してるがら」／秋田県
濁音が多く使われる秋田弁も好きな人がいってくれるだけで、かわいく聞こえるはず。「愛してるがら、ずっとわたしのそばさいれ（愛してるから、ずっとわたしのそばにいてください）」
「愛しでんだ」／福島県
福島弁では語尾に「〜だべ」「〜だべした」がつくなど、濁音を強調して発音する特徴があるのだそう。 「愛してる」も濁音多めに「愛しでんだ」と表現されています。
「愛してっぺっちゃ」／宮城県
「宮城県は割とバリエーションあるかも。『愛してっぺっちゃ』とか『愛すてる』『愛してっと』とか。『愛してっから、結婚してけさいん（愛してるから、結婚してください）』ってプロポーズしたりね」（宮城県出身）
語尾の「〜けさいん」は、「～してください」という意味で使われる方言。もう少しカジュアルな言い方になると、「〜けろ」と変化するそうですよ。