服を着ちゃダメ!?日本人が知らない、実は海外でやってはいけないこと

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嵐のときに赤い服を着ない/フィリピン

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フィリピンは台風の上陸回数が多いです。台風が南の海で発生し、日本へ向かって北上してくるとき、日本人は天気図を見ながら「日本に来るかな、それるかな」と心配していますよね。

その進む道を思い出してください。日本に直撃するにせよ、朝鮮半島の方にそれてしまうにせよ、日本の南の小笠原諸島の方へ進むにせよ、共通して台風はフィリピンの東の海上で発生し、フィリピン方面へ一度西に進んでから、弧を描いて北上し日本へ向かってきます。

要するに、フィリピンは日本以上に台風の影響を受けやすい地理にあるのです。雨期の7~9月は台風の上陸が特に多くなるため嵐も増えます。そんな嵐に関連してフィリピンでは衣服に関する言い伝えがあるそうです。

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実は、嵐の日に赤い服を着てはダメ。赤色は雷の好む色のため、落雷に遭う可能性が高くなるとの話。とても恐ろしい話ですよね。

フィリピン人の友人に聞くと、そもそもフィリピンでは中国からの影響で赤い服が縁起のいい衣類とされているのだとか。お正月などは赤色に加えてコイン(金運)を意味する水玉模様も好まれるそう。

しかし雷雨の際には事情が違ってきます。ちょっとこじつけて考えると、赤色+水玉(コインを意味)の服は金属であるコインをあしらっているので余計に注意が必要かもしれません。

ちなみに雷雨に関する言い伝えはフィリピンのみならず世界に多く、裁判の際に雷雨になると死刑宣告が増えるといった俗信も英語圏の一部の国には存在したみたいですね。

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