神社やお寺をまわって集める「御朱印」、お城をまわって集める「御城印」、ローカル鉄道をめぐって集める「御鉄印」など、記念となるものを集めるというのはどうしてこんなに楽しいのでしょうか。その場所を訪れた記念として、お土産として集めるスタンプなどは思い出とともに残るものです。
そんな記念となる「集めるもの」に、新しく「御船印(ごせんいん)」が誕生!2021年4月に御朱印の船バージョンとして「御船印めぐりプロジェクト」が始動しました。まだまだ知られていない御船印の魅力についてご紹介します!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
2021年4月よりスタート!御船印とは?
海に囲まれた日本は昔から船大国。重要な交通手段であった船は海だけではなく河川、湖など広く活用されてきました。
いまも移動手段やお仕事の手段としてはもちろん、観光のメインとしての船が多くあります。絶景を眺める川下りや湖をひろくぐるりと一周する観光船なども人気ですよね。
乗船する前のわくわく感、流れてゆく景色、または船の中での楽しみ方や船自体の作りなど、たくさんの魅力が詰め込まれています。
そんな魅力たっぷりな船と船の旅をもっと盛り上げよう!と2021年4月に始まったのがこの「御船印めぐりプロジェクト」です。これは船の中や乗り場などで御朱印によく似た印を発行し、それを集めてもらうというもの。何かを集めることが好きなかたにとってはとても魅力的ですよね。
御船印は御朱印と同じくそれぞれデザインや字体も異なります。船のイラストが描かれているもの、波の形をイメージした模様の描かれたものなどかわいいデザインからかっこいいデザインまでさまざま!一枚手に取ってみると、ついつい集めたくなってしまう素敵な印ばかりです。
御船印がもらえる船とは?
御船印が発行される船は全国で60を数えます(2022年1月現在)。2021年4月の始まった時点では全国46の船でしたが、1年も経たない間に北海道から沖縄まで御船印をもらえる船がどんどんと増えています。
60の船には1から60までの番号が振られ、それぞれ「第〇〇番社」という呼ばれ方をします。場所も違えば船の大きさもさまざまで、大きなフェリーから中型のボートなども。
御船印の発行条件は販売場所を訪れるだけでOKなものに加え、乗船者のみに限られる場合も。せっかくなのですべての船に乗ってみるのをおすすめします。
参加している船のリストは「御船印めぐりプロジェクト」の公式サイトで確認が可能です。船の写真も掲載されているところが多いので、乗ってみたい船の外観から旅行先を選ぶのも良いですね。
- 御船印めぐりプロジェクト
- 公式サイト
御船印は御船印帳に集めよう
御船印は直に書いていただけるものもあれば、書き置きのところもあります。せっかくいただいた御船印は御朱印と同じように専用のノートに書いてもらったりファイリングしましょう。そこでおすすめなのが「御船印帳」です。
御船印帳は公式のものや各社が販売するオリジナルのものがあります。公式の御船印帳はプロジェクトに参加している港の多くで販売されているので手に入れやすいですよ。波しぶきがデザインされた濃い瑠璃色の表紙の「瑠璃の壱」と大型帆船・日本丸が描かれた「日本丸の壱」の2種類です。
その他、各社オリジナルの御船印帳も船や海にちなむものが多く、御朱印帳とは違った雰囲気が特徴。お気に入りの御船印帳があれば、御船印集めがより一層楽しくなりますね。
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