四季がはっきりしている日本は、それぞれの季節を生かした楽しみ方であふれています。毎年春にはお花見、夏には海水浴、秋になると紅葉狩り、そして冬といえば美しい雪景色が魅力的ですよね。
今回は2022年に開催されている北海道の冬のイベントを3つご紹介。真冬の北海道といえば「さっぽろ雪まつり」がとても有名ですが、それ以外にも北海道だからこそできる冬のイベントが催されています。写真でも楽しめるので、お近くの方は雪と氷に癒されてみてはいかがでしょうか。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
湖の上に現れる、冬限定の村「しかりべつ湖コタン」
湖も凍る北海道の冬。厳しい自然のなかで、いっそ寒さを楽しんでしまおう!と、力強い気持ちで40年続けられてきたイベントがあります。それが「しかりべつ湖コタン」。北海道で一番標高の高い位置にある「然別湖(しかりべつこ)」に冬の間だけ現れる「幻の村」が主役です。
幻の村にあるものは、すべてが雪と氷でできています。真っ白な世界に突然現れる同所は、周囲の自然と相まって一歩足を踏み入れるとまるで童話の世界に迷い込んだかのよう!美しくロマンティックな景色が広がります。
然別湖とはどんな湖?
然別湖は北海道のちょうど真ん中辺り、十勝地方にある湖です。日本でもっとも大きな大雪山国立公園内の自然に囲まれた中に位置しています。標高は810m、周囲約14km、水深108mの大きな湖は冬の間に氷の舞台へ大変身。
夏は釣り、カヤックやカヌーが楽しめる大きな湖は冬になると姿が一変。氷点下の気温で湖は完全に凍り、さらにその上には真っ白な雪が降り積もります。
自然以外目に入るものがなにもない広大な白の世界を利用し、毎年真冬になると現れるのが「しかりべつ湖コタン」です。
「しかりべつ湖コタン」はこんなイベント
「コタン」はアイヌ語で「村」という意味を持ちます。「しかりべつ湖コタン」はその名の通り、然別湖に現れる村がテーマ。毎年1月終わりごろからの約2カ月間、もっとも寒い時期に開かれるイベントです。
広い湖を存分に利用し、大きな雪と氷の家「イグルー」がいくつも建ち並びます。モンゴルのゲルのような丸い屋根を持つイグルーの中はバー、カフェ、ロッジ、チャペル、ホール、シアター、そしてオリジナルの氷のグラスを作れる工房まで!雪と氷を使ったさまざまな体験が用意されています。
もちろん楽しみ方はイグルーだけではありません。もちろん真っ白な冬の自然を味わうアクティビティも用意されていますよ。
クロスカントリースキーやスノーモービルでスケールの大きな白の世界を味わったり、ガイドさんと冬の森をのぞきに出かけたりと興味にあった楽しみ方ができます。
イグルー、そして自然の中を楽しんだ後は氷上露天風呂へ!凍った湖の中、温かな源泉で疲れを癒す特別な体験ができます。雪、氷、森、そして温泉とさまざまな自然の恵みを味わえるイベントです。
- しかりべつ湖コタン
- 北海道河東郡鹿追町北瓜幕無番地
- 2022年1月29日(土)~3月13日(日)
- 公式サイト