ぶっちゃけ外に飲みに行ってた?コロナ禍で変化した「外飲み」事情

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新型コロナの感染拡大で、外でお酒を飲む「外飲み」の機会が減り、自宅などで籠ってお酒を楽しむ「宅飲み」や「家飲み」が増えたのではないでしょうか。

しかし、外飲みはやはり自宅などで飲むのと比べ、また違う魅力があって「やっぱり外飲みがしたい」と再認識された人も少なからずいるはずです。

今回、株式会社酒文化研究所が、酒好きほぼ100人にこのほど聞いたアンケート「酒飲みのミカタ」から、長らく籠っていたからこそ気づいた外飲みのここが好きという魅力の数々を、データを交えてご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

緊急事態宣言で外飲み激減、半数近くが「一度も行かず」

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まず、コロナ禍の前に、どのくらい外飲みをしていたかの頻度について。週1回以上(週に1回・2回・3回以上の合計)が、全体の30%、逆に、外飲みの習慣がない人が28%と、ほぼ同数という結果に。

残り42%が、外飲みは月に1~3回との回答。つまり、お酒が好きな人のほぼ半数が、外飲みするのは以前から「月に数回程度」だったことがわかります。

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続いて、1回目の緊急事態宣言が日本全国に発令された2020年4月から6月までの間、外で飲んだ経験を聞いた質問で最も多かった回答は「一度もない」(47%)でした。

外飲みの習慣がある人の半数近くが、この期間まったく外で飲んでいなかったことになります。お酒を交えた会食での感染リスクが高いといわれ、料飲店などが酒類提供を特に夜、制限されたことも合わせ、外飲みが好きでも避けていた事情がうかがえます。

その一方で、9回以上が8%という結果にも注目。回答した人のコロナ禍以前の外飲み頻度は、週3回以上というデータもあります。

つまり、外飲みが日常のルーティンとなっている人は、新型コロナの感染拡大がまだ完全に落ち着いていないかつ、酒類の提供時間が制限されても、以前とほぼ変わらず外で飲む行動パターンを続けていたようです。


コロナ禍の「外飲み」場所が以前と変わった最たる理由は…

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では、2020年4月以降、外飲みをしていた人はいったいどこで飲んでいたのでしょうか。

最も多かったのは「自宅近く」(37%)で、続いて「自宅の最寄り駅近く」(24%)との結果に。いずれも、職場の近くよりも自宅近くで外飲みということは、コロナ禍で広まった在宅ワーク、連日会社に出勤しない勤務スタイルも少なからず影響していると考えられます。

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