「冬だけ現れる絶景」と聞くと何を思い浮かべますか?真っ白な雪に覆われた大地やオーロラ、または満天の星空でしょうか。
寒さの厳しい季節ですが、冬には冬にしかない多くの楽しみがありますよね。そこで見逃せないのが、北海道ならではの冬の絶景といっても過言ではない「流氷」です。
冬の風物詩として人気の高い流氷は絶景中の絶景!真っ青な空と白く染まった海のコントラストが美しい流氷、その楽しみ方を詳しく見ていきましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
そもそも「流氷」ってなに?
日本では北海道でしか見ることのできない流氷。世界的に見ても流氷の見られる場所はごくわずかなとても珍しい光景です。
流氷とは極寒のなか凍った海水が流され、流されながらまた凍りを繰り返しながらできる完全なる自然現象のこと。
シベリア大陸近くで凍った流氷が海の流れに乗り、北海道のさらに北側、オホーツク海へとたどり着きます。オホーツク海より南の海では流氷を見ることはできません。
例年1月下旬ごろから3月にかけてが流氷の見られる時期です。目の前の海が一面真っ白な流氷で覆われ、場合によっては氷に寝そべるアザラシなどの姿を見られる流氷観光。その出発地となるのが網走市と紋別市です。
流氷の楽しみ方その1.網走流氷観光砕氷船おーろら
流氷の迫力を感じられ、人気の高い楽しみ方が砕氷船への乗車です。流氷の間を縫うように、ガリガリと音を立てながら進む砕氷船はオホーツク海を楽しむ上で絶対に欠かせません!砕氷船にはたくさんのメリットがあります。
- 1.流氷を間近に見られる
- 2.流氷が遠くにある時でも進んで行ける
- 3.温かな船内から観光が可能
- 4.見渡す限り海の絶景を楽しめる
- 5.流氷を砕きながら進む迫力を感じられる
「網走流氷観光砕氷船おーろら」は大型船なので揺れも少なく快適な船の旅が可能。約1時間ほどの乗船時間ですが、流氷の位置によっては延長されることもあります。
大迫力の流氷の中を進む、おーろら号は大人気。必ず予約をして向かうことをおすすめします。流氷の近くまで行けるからこそ、運が良ければ氷に乗っかるアザラシの姿や天然記念物であるオジロワシなどに出会えることも。
- 網走流氷観光砕氷船おーろら
- 北海道網走市南3条東4丁目5の1
- 大人3,500円、小学生1,750円(特別席+400円)
- 2022年1月20日~4月3日までの毎日運航
- 公式サイト
流氷の楽しみ方その2.流氷砕氷船ガリンコ号
紋別郡から出港している砕氷船が「ガリンコ号」です。網走から出港している砕氷船おーろらよりは小型になるものの、船首についている大きなスクリューが特徴!通常の船とは異なる形状の砕氷船なので、船そのものの姿も合わせて楽しめます。
また、ガリンコ号はサンライズツアーも人気。2月の期間限定で出港するサンライズツアーは朝日に輝く流氷を見られるとても特別な体験ができます。
2階の展望スペースに出てみると流氷の大きさ、分厚さ、そしてその中を進む砕氷船のパワーを存分に楽しむことができますよ。
- ガリンコ号
- 北海道紋別市海洋公園1番地
- 大人(中学生以上)2,500〜3,500円、子ども1,250〜1,750円、幼児(小学生未満)無料
- 冬期運航2022年1月~3月
- 公式サイト
流氷の楽しみ方その3.氷海展望塔オホーツクタワー
紋別港のガリンコ号乗り場から少し歩いた先にあるのが「氷海展望塔オホーツクタワー」です。こちらも流氷を楽しむためにぜひ立ち寄りたい場所!地上3階、地下1階で港の先端に建つタワーは紋別港のシンボルです。
タワー内には小さいながらも水族館があったり、4Dシアター、ガリンコ号の展示など見どころたくさん。2階のオホーツク・ラボには本物の流氷が保存されており、流氷を持って記念撮影ができます。小さな流氷でも手に持ってみるとずっしり重く、自然の力強さを感じることができますよ。
地下は海底階になっており、海の中の様子も見られます。小さな魚たちが北の海で泳ぐ様子は必見!
- 氷海展望塔オホーツクタワー
- 北海道紋別市海洋公園1番地
- 海底階入場料:大人500円、中学生・小学生250円、幼児無料(地上1~3階は無料)
- 公式サイト
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