なぜ寝ているの!?金運アップのご利益満載の南蔵院「釈迦涅槃像」

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日本各地に点在する大きな大仏様。天高くそびえる茨城県の「牛久大仏」、大きな奈良県の「東大寺盧舎那仏像」など、有名なものも多くありますよね。

これらの大仏様の大きさも相当なものですが、実は横に大きなブロンズ製の「涅槃像(ねはんぶつ)」では、世界最大級のものが日本国内に存在しているんです。

それが福岡県の南蔵院にある「釈迦涅槃像」。今回は金運にご利益があるといわれている同所についてご紹介していきます。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

驚きの大きさ!?南蔵院の釈迦涅槃像

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お釈迦様が寝そべった姿をかたどる釈迦涅槃像。仏教国のタイやネパールでは涅槃像は数多く見られ、信仰の場や観光名所として有名なものも多くあります。日本では寝ている姿より、立っている姿の「立像」、座っている「座像」などがポピュラーですね。

涅槃像がより一般的なタイやネパール以外で、かなりの大きさを誇るのが南蔵院の釈迦涅槃像。横約41m、縦約11m、総重量約300トンという驚愕の大きさ!

約41mはマンションでは13階くらい、飛行機の全長よりも少し大きいくらいです。どれほどの大きさなのかなんとなくイメージできるでしょうか。

インパクト抜群の南蔵院の大きな涅槃像は1995年に完成。ミャンマーから送られたお釈迦様、阿難様、目連様の三仏を安置する場として作られました。

どうして寝転んでいるの?涅槃像の秘密

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右手を枕にして頭を支え、目を閉じていたり薄目を開けていたりする涅槃像。この姿はお釈迦様の現世での最後の姿を表現したものです。入滅する直前なので寝転がっているといわれたり、よくこの姿で説法を説いていたためともいわれています。

また、お顔にも注目。目を閉じているのは入滅後薄目を開けているのは最後の説法を説いている最中とされています。


南蔵院の涅槃像は完全に目を閉じた状態で、もう入滅された後の姿を表しているものです。とても穏やかな表情が印象的。どこか懐かしいような、心落ち着く優しいお顔です。

強力なご利益で話題に

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南蔵院は、福岡県屈指の強力なパワースポットとして全国的に知られているのも特徴のひとつ。

長い歴史の南蔵院はご鎮座している篠栗町に散らばる巡礼所「篠栗八十八カ所(ささぐりはちじゅうはちかしょ)」にも数えられています。88カ所の巡礼所を回ることでご利益が得られたり、過去の罪の贖罪(しょくざい)ができるといわれています。

もともと地元の人々には知られたパワースポットのひとつであったものの、現在は南蔵院を目的として訪れるかたが多数いるほど。その理由は宝くじの当選祈願です。

涅槃像が完成した1995年、なんと南蔵院のご住職がジャンボ宝くじの高額当選者となります。その後も次々と宝くじに当選し、ご利益だ!と、噂が噂を呼び、いまや宝くじ当選祈願や勝負運向上を祈願に訪れる人が増えて行きました。

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インパクト抜群の大きな涅槃像。近くで見ると全長を視界に収めるのが難しいほどの大きさです。遠くからその表情を眺めたり、近くでお釈迦様の足の裏にある美しい模様を見たりとじっくり時間をかけて鑑賞しましょう。

足の裏にある金色の模様は、お釈迦様の教えや心を描いたものなんだとか。記号にも絵のようにも見える模様は神秘的な魅力にあふれています。涅槃像は360度ぐるりと見て回ることができるので、大きさを感じながら細部にも注目してみてくださいね。

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右手で頭を支え、左手は体に添えて寝そべっている涅槃像。その左手の部分からは赤・白・緑・黄・紫の5色の紐が垂れ下がっています。

この5色の布は私たちとお釈迦様を繋いでくれるとても大切なもの。この布を握ると、お釈迦様と握手をした状態となり、パワーがいただけるとされています。しっかりと握ってお祈りをしましょう。

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