海外へ出かけると、日本とは違う環境に驚くことがありますよね。それは来日した外国人も同じで、母国とは異なる、日本ならではの当たり前にカルチャーショックを受けることもあるのだそう。
実際に、複数名の中国出身の人にお話しを伺ったところ「日本人はポイ捨てをしないの?」という疑問が聞こえてきました。そこで今回は中国出身者が驚いた、日本の道路事情についてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本では道にポイ捨てしないの?
毎日のように使う道路。私たちは何気なく歩いたり走ったりしていますが、清潔に保たれていることが当たり前のように思っていますよね。
人の行き来の多い繁華街などでは、ポイ捨てされたゴミを見かけることもありますが、海外諸国の道路と比べても、日本の道は綺麗に清潔に保たれています。
国道や県道などの道路では、管轄している担当者が掃除や整備を行い、安全・安心して使用することが可能です。例えば、大きな道路では夜中に「路面清掃車(ロードスイーパー)」が走っていることもありますよね。これらはすべて道路管理者が行ってくれていること。
このように私たちの生活において当たり前となっている清潔な道路ですが、日本を訪れた中国人の皆さんは、この綺麗さに驚くことがあったのだとか。
中国ではゴミを持ち帰る習慣がない
「日本の街はとても綺麗です。住宅のそばにもそんなに多くのゴミがないので、管理状況がよりいいと思われます」
「中国は街の通りにゴミを出すのと、路上はゴミを捨ててもよいと認識しているので、ゴミが多い。日本のマナーやゴミが街にないのは素晴らしい」
「日本は公共の場にゴミが落ちていることが少ない。中国はゴミ箱が近くにあってもゴミが落ちていることも多く、日本はゴミはゴミ箱に捨てる、ゴミ箱はなければ持ち帰るという習慣があるのだと感じた」
「私は上海に住んでいました。地元のレストランのほとんどが、肉の骨とか食べかすをテーブルに捨ててました。なので大抵テーブルクロス代として1元(約18円ほど)がかかりますね」
日本では、ゴミ箱がコンビニや駅に設置されている姿を見かけますが、中国ではいろんなところにゴミ箱が設置されているのだとか。
もちろんゴミ箱にゴミを捨てることが当たり前とされているようですが、なかにはゴミ箱がない場合、ポイ捨てしてしまう人もいるのだそう。なかには「日本人のようにゴミを持ち帰る習慣がない」との声も聞こえてきました。
また、AFPBB Newsによると、2020年9月に中国で初めて重慶警察が「ポイ捨てスマート監視システム」を導入。このシステムはタバコの吸い殻など、かなり小さいものでも確認することが可能なため、ポイ捨て防止に繋がると期待されています。
今後、住宅街などのエリアを中心に普及する予定とのこと。ポイ捨てが減少することによって、清潔な環境が保たれていくかもしれませんね。
- 参考:AFPBB News
- image by:Unsplash
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