豪華絢爛!世界一華やかな世界遺産「ヴェルサイユの宮殿」と庭園への旅

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ヨーロッパのなかでも、「フランス」は屈指の美しい世界遺産の宝庫

見目麗しいフランス料理に美しい街並み、そして世界遺産と観光に必要なものがすべてそろったフランスは、長年変わらず大人気の旅行先です。そのフランスを代表する世界遺産といえば誰もが知る「ヴェルサイユ宮殿」ではないでしょうか。

ルイ14世の絶対王政の象徴として建築され、フランスの歴史の重要な場所となってきたヴェルサイユ宮殿は、フランス旅行最大の目的地ともなる場所。今回はヴェルサイユ宮殿の全貌に迫ってみましょう。

「ヴェルサイユ宮殿」とは?

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名前は誰でも知っているヴェルサイユ宮殿。フランスでは「宮殿」ではなく「城」と呼ばれる豪華絢爛な建物は、ブルボン朝第3代のフランス国王、ルイ14世が作らせたものです。

もともとはルイ14世が鷹狩の際にこのヴェルサイユ地方に滞在しており、離宮として建築を始めたのがこの宮殿。建物だけでなく広大で美しい庭園を持ち、豪華で贅の限りを尽くした宮殿は絶対王政の象徴ともいわれています。

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「宮殿」という名前で呼ばれているため、大きな建物がいくつかある姿を想像しますよね。しかし実際はその想像を遥かに超えるほど大きな敷地が現れます。

その広さは現存するだけで8.2平方km!東京ドーム200個分以上。しかも建設当時はいまの10倍以上の広さがあったというのですから驚きです。

門からメインの宮殿までの移動も大変なので、現在は宮殿内の移動には「プチトラン」という小さな電車や自転車、そして馬車なども用意されています。

チケットは?お得なセットのパスも!

年間にして約600万人もの人々が訪れるヴェルサイユ宮殿。世界中から人々が集まる大人気の世界遺産ですから、入場チケットは事前に購入しておくのが必須です。


当日券も販売されていますが、多くの日で長蛇の列ができているので、貴重な時間を使わないためにも事前に購入しておきましょう。

ヴェルサイユ宮殿のチケットはいくつか種類がありますが、宮殿内のすべてを見て回れる「パスポート(一日券)」がおすすめ。

イベントなどが開催されていない期間であれば20ユーロ、日本円で約2,800円ほどで購入可能です(2023年4月時点)。パスポートを使えば宮殿、庭園、グラン・トリアノン、マリー・アントワネットの離宮すべてに入場ができるようになります。

オンライン購入がおすすめ

ヴェルサイユ宮殿の公式サイトからは3カ月先までのチケットが購入できます。宮殿を訪れる時間を決めておけば、時間指定のチケット購入が可能。時間指定のチケットを持っていれば優先的に入場ができます。

オンライン上はすべて英語での表記になりますが、そこまで複雑ではありません。私もサイトから簡単に購入できましたよ。「Passport with timed entry」と書かれているものが、時間指定有りのチケットです。

日時を選んだ後は新規登録をして、クレジットカードの情報を入力すれば完了。最後に「Print your ticket」という項目があり、PDFが表示されるのでプリントすれば完了です。

セットになったパスもおすすめ

個人旅行の強い味方、「パリ・ミュージアム・パス」を購入するのもおすすめです。

ヴェルサイユ宮殿以外に「ルーブル美術館」や「オルセー美術館」、「凱旋門」などパリの名所を回る予定であればこちらのパスがおすすめ。

2日間をかけてめぐるパスで52ユーロ、日本円で約7,400円ほどです。ヴェルサイユ宮殿を含む3カ所を回れば、元が取れてしまいますよ。

パリ・ミュージアム・パスは現地のビジターセンターで購入できるほか、オンライン購入をして現地で受け取る方法、さらに銀座にある「メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド」で購入と受け取りができます。

  • MMM メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド
  • 東京都中央区銀座7丁目7-4地下1階〜2
  • 公式サイト

宮殿内ではオーディオガイドを借りて出発!

エントランスを通過し、王の中庭からその外観を眺めたあとは、インフォメーションへ。オーディオガイドの貸出が行われています。

ヴェルサイユ宮殿のオーディオガイドは日本語もあり、チケットに料金が含まれているのでぜひ活用をしましょう。

説明を受けながら見学をするのと、分からないまま見学をするのでは印象が異なります。ガイドを借りたらいよいよヴェルサイユ宮殿へ入場です!


豪華絢爛!ヴェルサイユ宮殿内部

オーディオガイドを借りて、ヴェルサイユ宮殿の内部へと足を進めて行きましょう。大きな宮殿ですが、人の流れに付いて行けば迷うこともありませんよ。

ヨーロッパ各国の世界遺産をそこそこ見学してきた私ですが、その中でも最も豪華で、最もきらびやかだったのがやはりこのヴェルサイユ宮殿です。

同じく「宮殿」と名の付く世界遺産は他にもありますが、群を抜く華やかさでした。内部を詳しく見ていきましょう。

王室礼拝堂

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入場してすぐ現れるのが「王室礼拝堂」です。一見厳かな雰囲気の礼拝堂に見えますが、上を見上げて驚き!

大きな天井画が描かれています!旧約聖書の三位一体を表現している天井画なので、少しキリスト教について勉強をしていくとより楽しめますよ。

この礼拝堂はマリー・アントワネットとルイ16世が結婚式をあげたことでも知られていて、映画のロケ地としても使われています。

礼拝堂自体への入場はできませんが、見上げるだけで十分。礼拝堂でこの豪華さなんて、この先は一体…と期待を膨らませてくれます。

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