うまい日本酒は北海道にあり。歴史ある日本最北の「国稀酒造」で利酒体験

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日本海に面した北海道増毛町には、最北の酒蔵といわれる「国稀(くにまれ)酒造」があります。その歴史は古く、創業は1882(明治15)年の老舗酒蔵です。

歴史を感じさせる伝統の酒蔵で「最北の日本酒造り」が行われております。そんな国稀酒造は、酒蔵の一部が一般公開されており、館内を歩きながら歴史と日本酒の香り漂う酒蔵見学を楽しむことが可能!早速その魅力をお届けしていきましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

趣ある酒蔵で歴史を感じる

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まず目に飛び込んでくるのが、趣のある建物、そして軒先にかかる国稀酒造の目印「杉玉」です。緑は新酒が完成したときの知らせ、枯れて茶色くに染まっていく過程はお酒の熟成具合を示すといわれます。

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1918年築という建物の入口は、売店コーナーになっており、ここで製造された日本酒の他におつまみやその他グッズが販売されています。

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売店コーナーの先にあるのが、見学コーナー。まずは奥場へ向かって長く伸びる廊下の途中に、当時は製品貯蔵庫として使われていた資料室があり、国稀酒造の母体となる呉服店「丸一本間合名商店」が残されています。

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ここには当時のさまざまな酒造りの道具や酒器などが展示されています。いまも残る堂々とした巨木の大黒柱も見どころのひとつです。

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写真のようにさまざまな商品のラベルも展示されており、昔は味噌も作っていたことが分かりますね。

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資料室の先をさらに進むと、いよいよ大きな貯蔵タンクが並ぶ酒蔵へとたどり着きます。お酒の仕込みが行われるのは11月~3月の冬場。この時期は工場全体が蔵人たちの活気で満ちあふれています。

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原料となる酒造好適米は、兵庫県産の「山田錦」や富山県・新潟県産の「五百万石」を使用し、それを増毛町に連なる暑寒別岳連邦から流れる良質な伏流水を使用し、じっくり熟成して作られます。


長年地下でろ過された水は夏場でも冷たく、これが国稀酒造独特のすっきりとした辛口の飲みやすさのもととなるのですね。

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