日本人は「謝らない」?海外と比べてわかったニッポンの不思議

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日本にずっといるとなかなかわからない、日本ならではの「不思議」なことの数々。いざ海外へ飛び出し、現地にしばらく滞在して帰国するたび、いろいろなことに改めて気づかされます。

特に、日本と似た文化を持つ近場のアジアより、欧米など遠く離れたほうが見えてくることが多いです。

筆者は2022年4月、コロナ禍のヨーロッパに渡航し、10日ほど滞在して日本へ帰国。それ以前にもヨーロッパを含め、海外には何度も渡航してきました。

そこで今回は渡航して改めて感じた「日本ってこんな不思議なことだらけ!」と気づいたことを綴ります。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

清潔さと時間厳守は間違いなく世界最高レベル

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まずは改めていうまでもないことではあるものの、日本の「清潔さ」は海外から帰国するたび、日本人であっても感動する点

道に「ゴミ」が落ちていることはあっても、溜まっていたり山積みになっていたりすることは皆無。その辺にポイ捨てする習慣も、一部では残念ながらあっても、ほぼないといってよいでしょう。

そして、公共の「トイレ」もきれいです。しかも、「トイレットペーパー」が備え付けてあり、「ウォシュレット」が付いていることも。それも「無料」で使うことができ、こまめに清掃されているのも素晴らしいと思わされます。

ヨーロッパでは一部の有料トイレでそのパターンがあっても無料だとあり得ず、ウォシュレットなど見かけたこともありません。

以前、フランスのパリで、ゴミ収集業者のストライキがあり、道端に置かれたゴミが回収されない事態が起こりました。ゴミから異臭が漂い、パリの街がゴミ溜め状態に。


日本だとストライキはあり得ず、ほぼ時間きっちりゴミは回収されます。鉄道やバスなどもしかり、「なぜそんなに時間を厳守できるのか」も、ヨーロッパから見ると不思議な点です。

物価も給料も安い日本、でもストライキせず我慢するのはなぜ?

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日本の文化は総じて「安い」です。ダイソーやセリアなどの「100円ショップ」でおおよそのものがそろい、ファーストフードならセット500円以下も。しかもその価格での満足度はけっこう高い。海外で、100円程度のものを買ったとしても、たいていすぐダメになってしまいます。

ただ、物価が安い分、日本人の給料が長年ずっと上がらないのが社会問題となっているのも事実。それに対し、例えばフランスやドイツなどは賃金上げを求めてすぐストライキをし、職場に辞表を提出してさらに給料が高い転職を試みます。

海外のような強いアクションが起きず、現状にある意味諦めを持つ日本人が多いのも、なんとも不思議な点です。

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