新型コロナウイルスの流行により、多くのイベントが中止になったこの数年。なかでも、毎年暑い夏を盛り上げてくれる「お祭り」は、その代表格ともいえる存在でした。だからこそ2022年こそはお祭りを楽しみたい!という方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は全国でも知名度の高い大人気のお祭りをご紹介します。一度は名前を耳にしたことがある伝統のお祭りも多数並んだ「日本の祭 知名度ランキング」をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
伝統文化を受け継ぐ圧巻のお祭りランキング!
第9位 高山祭/岐阜県
9位にランクインしたのは、岐阜県高山市を舞台に繰り広げられる「高山祭」です。
例年4月に行われる「春の山王祭」、10月に行われる「秋の八幡祭」があり、「日本三大美祭」のひとつにも数えられています。
お祭りの花形である山車は「屋台」と呼ばれ、ひとつひとつに歴史と名称がつけられている圧巻の芸術品。江戸時代から受け継がれる屋台もあり、それぞれに異なった装飾が大きな見どころです。
ひとつの屋台につき100個を超える提灯が光り、一堂に会するとこの世のものとは思えない美しさに。重要有形民俗文化財、そして重要無形民俗文化財にも登録されている、日本屈指の文化的価値を誇るお祭りです。
- 【2022年度の開催期間】
- 高山祭(秋):2022年10月9日(日)~10月10日(月・祝)
第8位 おわら風の盆/富山県
富山県富山市八尾地区で300年もの伝統を誇る「おわら風の盆」が8位にランクイン。
「越中おわら節」に合わせ、女性たちの優雅な「女踊り」、男性たちの勇ましい「男踊り」などが三日三晩に渡って披露される壮麗なお祭りです。
「おわらひ(大笑い)」「おおわら(大藁)」「おわらむら(小原村)」など、数多くの説を持つ「おわら」という名称がつけられたこのお祭りは、江戸時代に町衆が『町建御墨付文書』と呼ばれる文書を町外から取り戻した喜びを祝って始まったものとされています。
「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」にも選ばれるほどの見事な踊り子たちの姿は、まさに一見の価値あり。通常開催時は3日間でのべ25万人にのぼる観光客が訪れるという、一大イベントとなっています。
- 【2022年度の開催期間(予定)】
- おわら風の盆:2022年9月1日(木)~9月3日(土)
第7位 秋田竿燈まつり/秋田県
「東北三大祭り」のひとつとして有名な、秋田県秋田市の「秋田竿燈まつり」が7位に選ばれました。
長いもので10mを超える枝部分にズラリと提灯が連なった「竿燈(かんとう)」を基本技に則って掲げるという、曲芸レベルの光景は圧巻です。
竿燈の枝は稲穂、提灯は米俵に見立てられており、肩や額、腰などで支えながら「ドッコイショー ドッコイショ」とバランスを取る姿は驚きの連続!青空に映える「昼竿燈」、夜に灯る「夜竿燈」それぞれに魅力があり、1日中楽しむことができます。
原型となっているのは、短冊を川へ流して邪気払いを行う「眠り流し」。秋田県の訛りで「ねぶり流し」と変化し、発展して現在の形となっているそう。
最も巨大な竿燈「大若」は長さ約12m、重さは約50kgに。国の重要無形民俗文化財にも指定されているお祭りです。
- 【2022年度の開催期間】
- 秋田竿燈まつり:2022年8月3日(水)~8月6日(土)