上下関係、年齢の重ね方は韓国ならでは？
飲み会での立ち振る舞いからもわかるように、韓国では上下関係が徹底されている模様。これは、韓国に古くから伝わる「儒教」の教えによるものだそうです。
儒教の教えで代表的なのが、年長者や社会的地位の高い人、お年寄りを敬うこと。それは自分の親を大切にすることにもつながります。
年上には絶対「敬語」を使う
上下関係でもっとも気にすべきは、言葉遣い。自分よりも1歳でも年上であれば先輩として敬語を使い、それは親も対象となるのだそう。
「韓国人は小さいころから親にも敬語を使う。家庭によって違うかもしれないけど、自分の家では敬語です」（20代・男性）
「親に対する敬語は昔ほど厳しくないかな。最近はタメ口を使う人も増えてきてますね」（10代・女性）
日本では友だち同士のような親子も増えていますが、韓国人からすると考えられないかもしれませんね。
韓国人は一斉に年をとる！？
また、韓国では「年齢」の数え方についても、独特の文化があります。
「韓国は『数え年』で年齢を数えるので、誕生日とは関係なく全員元旦に1歳年齢が上がります。みんな成人のタイミングも同じだからわかりやすいでしょ？」（30代・女性）
日本は「満年齢」で数えるので、生まれた日の0歳から毎年誕生日を迎えるごとに年を取っていきますが、韓国では赤ちゃんが母親のお腹のなかに宿ったときから年齢を重ね、生まれたときを1歳としてカウントするそうです。
全員が新年（1月1日）を迎えると1歳年をとるので、同年の1月生まれ～12月生まれが一斉に同い年になるという計算。
上下関係が大切な韓国では、誕生日にカウントするよりもだいぶわかりやすいですよね。
誕生日には「餅ケーキ」でお祝い
年齢を重ねる日は同じですが、誕生日当日にお祝いするのは韓国も同じ。大切な人たちと過ごす誕生日には、豪華な「餅ケーキ」でお祝いするのが定番なのだそう。
「『ソルギ』という韓国の伝統的な蒸し餅を使ったケーキは、甘さも控えめだからお年寄りの方へのお祝いにもぴったりなの。見た目もめっちゃ豪華だよ」（20代・女性）
お花を模したデザインや、カラフルでポップなデザインのものなど、豪華でボリューミーなケーキがたくさん！芸術作品のようなクオリティで、食べるのがもったいなく感じてしまうほどのケーキもあるみたいですよ。