いま池袋の「ガチ中華」がアツい!超本格的&ディープなフードコート体験

image by:岡田すみえ

「最近、ガチ中華が流行っているらしい…」

そんな話を耳にしましたが、このガチ中華とは、日本人向けにアレンジされていない、中国にいるかのような気分を味わえる中国人向けの中華料理のこと。

ここ数年、池袋や新大久保などに在日中国人たちが営む中華料理店が増えています。以前記事を書いた「海底撈火鍋(ハイディラオフゥオグゥオ/かいていろうひなべ)」も中国でチェーン展開する火鍋店で、日本にある店舗で働いている人も、食事をしにくる人もほとんどが中国人なんだそう。

なかでも昨年から注目を集めているのが「中華フードコート」。上海料理や四川料理、東北料理など中国各地の料理を味わうことができるそうです。上海在住時に行ったあの雰囲気が体験できるかも。そんな思いを馳せて早速、池袋に向かいました。

今回は、池袋北口にある大和産業ビルの4階にある「友誼食府(ユウギショクフ)」と同ビルの2階にある「食府書苑(ショクフショクエン)」の2店に行ってきたのでご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

中国の雰囲気満載の「友誼食府」

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ビルに近づいていくと、すれ違う人から中国語の会話が聞こえてきます。もうこの辺りはチャイナタウン化しているのかと錯覚するくらい、看板にも中国語が増えていました。

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エレベーターでまずは4階に向かいます。扉が開くともうすでにそこは中国でした。

というのも降り立った途端に目に入った景色よりも匂いが中国そのもの。「ああ、この匂いローカルスーパーに入ったときに漂っていたな」と記憶が蘇ってきました。

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4階にはお目当ての「友誼食府」と都内一の品ぞろえといわれる「友誼商店」というスーパーが広がっています。食事の前にスーパーをのぞくことにしました。


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食材や調味料など、当たり前ですがすべて中国語表記。よく中国在住時にココナッツのドリンクを飲んでいたのですが、それもありました。

紹興酒や白酒、ビールなどお酒もたくさん並べられています。「友誼食府」は飲み物の持ち込みがOKなので、ここで青島ビールを買いました。

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このほか店内には、鮮魚が泳ぐ水槽のある魚コーナー、野菜や果物の販売コーナー、冷凍餃子なども売られていたので、中国料理の食材はなんでもそろいます。ひっきりなしに人が訪れていました。

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では、「友誼食府」に行ってみます。このフードコートには、上海料理の「ダウツン」や、四川料理の「香辣妹子(シャンラーメイズ)」、東北系の点心を出す「三宝粥店(さんぽうかゆてん)」、台湾料理の「匯豐齋(えほうさい)」などが出店。

ぐるりと取り囲んだフードコートの屋台の真ん中には、簡易なテーブルと椅子が置かれています。私たちが訪れたときには、ほぼ満席で少し待ってから着席しました。お客は中国人、日本人が半々といったところでしょうか。

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ここでは上海料理店で、もち米の焼売、小籠包、東北料理の店で「ネギ油餅(ツオンヨウビン)」、「羊肉串(ヤンロウチュアン)」を注文。

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このフードコート内での注文の仕方は、

  • 1.欲しい商品をお店の人に告げる
  • 2.お店の人が値段を記入した紙と専用カードを渡してくれるので、それを持って入り口にあるレジで専用カードにチャージしてもらう
  • 3.注文したお店にカードを渡す
  • 4.料理ができあがったらお店まで取りいく

という流れでできます。

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いずれのお料理も、現地仕様の味になっているので、本場のローカルフードを味わいたい方は満足できると思います。

ただ、今回注文した多くの商品が冷凍食品だったので(食材や店舗スペースの関係もあると思いますが)、より本場の味を楽しみたい方は少し満足度が下がるかもしれません。

ですが、フードコートの風情や店員さんがほぼ中国人という雰囲気には、現地にいるような気持ちになるはず。店員さんはみなさん日本語が上手なので、分からないことを聞いても親切に教えてくれて優しいです。

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ここで会計。店員さんに料金をチャージしてもらい、カードを受け取ったら屋台でカードを手渡します。

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こちらは豆乳や油条、粥などのお店。豆乳や油条、粥などは、朝食にいただく料理なので、訪れた夜の時間帯は閑散とした雰囲気でした。

  • 友誼食府
  • 東京都豊島区西池袋1丁目28-6大和産業ビル4F

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