写真を撮るときや相槌をうつときなど、「ハンドサイン」をすることがありますよね。最近では、ピースサインを下に向けた「ギャルピース」が若者の間で流行していたり、親指と人差し指をクロスさせた「指ハート」なども写真を撮るときのポーズとして浸透しています。
そんないろいろな形があるハンドサインですが、そのなかには国によってやってはいけないものも少なくありません。そこで今回は、日本では当たり前だけど外国人の前では絶対にやってはいけないハンドサインをご紹介します。
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「ピース」と「裏ピース」
まずは写真撮影のときの定番ポーズといっても過言ではない「ピースサイン」について。
日本や欧米では、「平和」や「勝利」など、比較的よい意味を表すサインとして知られていますが、実はある国では絶対にやってはいけないハンドサインのひとつ。その国というのは、ギリシャです。
ギリシャでピースサインは侮辱を意味し、日本とはまったく逆の意味になってしまいます。指2本のピースは物を投げるポーズに見え、「犯罪者に物を投げる」という意味があるのだとか。
そのためギリシャでは数字の「2」を表すときにも、ピースサインを使いません。
ギリシャでは親指と人差し指を立てることによって「2」を表すのだそう。そのためギリシャを訪れたときやギリシャ人の前では、控えた方がいいハンドサインとして覚えておいたほうがよさそうですね。
また、ピースサインの手を逆にした、いわゆる「裏ピース」も気をつけたいハンドサインです。
ピースサインをした際に、手の甲を相手側に見せる裏ピースは、イギリスでは侮辱を意味するハンドサイン。そのため中指を立てる行為と同じように、ネガティブな意味にとらえられる可能性があります。
さらにイギリスだけでなく、オーストラリアやニュージーランドといった英国文化に影響を受けている国でもNGなハンドサインとされているのだそう。ほかにも南アフリカでも同様に、よくない意味になってしまうため裏ピースをするのは避けたほうがいいでしょう。
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手を広げた「わからない」というポーズ
続いては、「わからない」という意味を表すときに使われる行為について。上記の写真にあるように、手のひらを上に向けて上下に揺らすのは、スペインではやってはいけないジェスチャーにあてはまります。
とくに両手の指先を広げ、手のひらを上に向けたまま上下に揺らすと「あいつはだらしない」といった、よくない意味になるのだそう。
会話をしているときなどについついしてしまいそうなハンドサインですが、日本ではよくてもスペインではネガティブな意味になってしまうので気をつけたいですね。
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