秋の楽しみといえば、毎年11月に解禁を迎える「ボジョレー・ヌーボー」。今年の解禁日は2022年11月17日(木)で、その名の通り、フランスの南部に位置するボジョレー地区でその年に収穫したブドウのみを使用して作られるワイン。新酒だからこその新鮮な味わいが魅力です。
そんなボジョレーを筆頭にフランスというイメージが強いワインですが、実は日本にも多くのワイナリーがあるのをご存じでしょうか。
今回は、世界最大級の宿泊予約サイトであるBooking.com が発表した「日本国内でもワインを堪能できる旅先」4選をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本ならではの風土が生み出す多様なワインたち
ワイナリー数日本一のワイン県「山梨県」
「日本のワイン造り発祥の地」として知られる山梨県。日本のワイン史が始まっただけあって、その生産量はもちろんのこと、ブドウそのものの生産量、そしてワイナリーの数においても日本一という記録を持つ、まさに「ワイン県」です。
山梨県でワインの生産が盛んになった大きな理由は、その気候にあります。年間を通じて降雨量が非常に少ないため、ワイン造りに適しているのです。有名品種「甲州」や「マスカット・ベリーA」など、日本を代表するブドウも山梨県で多く作られています。
ワインを求めて山梨県を訪れるなら、1891(明治24)年創業という日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」は外せない訪問先。
他にも、ボトル詰めやオリジナルラベル作りのできるワイナリーなどもあり、自分だけのお土産ワインを作ることもできますよ。
個性がハッキリと感じられる「長野県」のワイン
日本有数の山脈地帯「日本アルプス」を擁する長野県は、その多種多様な地形や標高を独自に生かしたワイン造りで有名に。
なかでも「NAGANO WINE」と呼ばれる長野県産ブランドワインは、ブドウの品種による個性がハッキリと感じられるワインとして愛されています。
2002年には、その高い品質を維持するために「長野県原産地呼称管理制度」が誕生。ブドウの栽培方法をはじめ、ワインの生産方法、さらに味覚に至るまで、さまざまな観点から厳格な審査が行われています。
審査を通過した認定マークを持つ長野県産ワインは、香りや味はもちろんのこと、ワインの色といった見た目も美しい一品。
県によって品質が保証され、さらに個性豊かな味わいに触れることができる長野県のワインは、愛好家にはたまらないものといえるでしょう。
「北海道」らしいオリジナリティのワイン
日本を代表する寒冷地の北海道。その気候が、実はヨーロッパ北部に位置するドイツやフランスの北部などで栽培されている品種のブドウを育てるのにピッタリということはご存じでしょうか。
九州地方と比べて台風が非常に少なく、さらに梅雨もないこと、そして1日の中でも昼と夜の寒暖差が激しいことなど、日本にいながらにしてヨーロッパ北部の気候を享受できる北海道では、優れた酸味の白ブドウなども魅力的です。
白ワインの生産量が赤ワインに比べて多めであることや、「ハスカップ」を使用したワイン、凍らせたブドウを搾汁する「しばれづくり製法」など、北海道らしいオリジナリティにあふれたワインは大人気。その個性をじっくりと味わってみましょう。
「山形県」にはいろんなフルーツのワインも
恵まれた大自然がもたらす絶品食材が豊富で、とりわけ果物のおいしさは群を抜いていることから「フルーツ大国」と名高い山形県。比較的温暖であり降水量も多めながら、昼夜の寒暖差や風が通る山岳地帯を持つことからワインに適したブドウも多く育てられています。
そんな山形で作られるワインは、後味も爽やかな酸味が残り、ブドウが持つ本来の味と香りをしっかりと感じられるのが大きな特徴。
日本酒のような一升瓶で作られたワインや、ろ過を行わない「ノンフィルターワイン」など、個性あふれるワインにも出会うことができます。
さらに、フルーツ大国だけにブドウ以外にもスモモやサクランボ、リンゴのワインもあるというのが驚き。ブドウ狩り体験ができるワイナリーもあるため、アクティビティとしてもワインを堪能することができますよ。
各地で作られている、国産のブドウ100%の「日本ワイン」。その出会いには、日本有数のワイン産地である山梨県、長野県、北海道、山形県は外せません。
ぜひ「ワインの旅」へと足を運び、多種多様な風土から生まれた日本のワインを味わってみてはいかがでしょうか。
- source:PR TIMES
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