家から一歩外へ出ると、誰かと少なからず話す機会があるもの。会話とまではいかなくても、コンビニのレジでお弁当の温めをお願いするとき、飲食店で料理を注文するときなど、見知らぬ人と一言二言交わすことがあるはず。
比較的、知らない人と話すことが少ない日本人。それに対してとある中国出身の友人が、過去に「日本ではひとりで行動しても気を使わないから最高!」という話をしていました。どうやら中国では知らない人でも席が隣同士になると話すことが珍しくないそう。
筆者からするととても異文化で驚いてしまったのですが、逆に中国出身者からすると「日本人はやっぱり人見知りなの?」と思うことがあるのだとか。
そこで複数名の中国出身者にアンケートを実施し、リアルなコミュニケーションについてお話しを伺ってみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本人は、人と話したくないの?
知らない人に話しかけられたとき、みなさんはどのような対応をしますか?
道を聞かれたら教えることもあると思いますが、街を歩いていて知らない人に話しかけられることは、客引きのイメージがある筆者。女性だと、そこにさらにナンパが加わるのではないでしょうか。
もちろんそれ以外のケースもあるとは思いますが、個人的にはいきなりパーソナルスペースを縮めてくる人に対して抵抗がありました。そのせいか海外出身の友人からは「日本人は冷たいの?」「人見知りなの?」「ひとりが好きなの?」と聞かれることも少なくありません。
実際に、複数名の中国出身者にアンケートを実施したところ、とてもフレンドリーで、日本とは違うコミュニケーションのとりかたがあることがわかりました。
「中国では他人との距離感、パーソナルスペースが近いのは当たり前ですね。知らない人とでも気軽に話します。なので日本人は他人と交流することが苦手なのかなと思いました」(中国出身・20代)
「中国人は結構人懐っこくて、知らない人にも気軽に話しかけることは普通です」(中国出身・40代)
「見かけたこともあるとは思いますが、中国人はお話好きです。ひとりでもスマホで誰かと会話しながらお買い物をしたり移動したりします」(中国出身・30代)
「ひとりよりも家族や友だちと一緒にいる時間が多いので、ひとりで部屋にいると、みんなが声をかけて話し相手になってくれます」(中国出身・40代)
「そこらへんで中高年がお茶をしながら麻雀をしている、のどかな光景は中国ならではかもしれません。日本では、雀荘になるらしいですが、中国では誰でも麻雀をしてコミュニティを深めていますよ」(中国出身・30代)
「地域によると思いますが、自分の出身地では夜の屋台で酔っぱらった人がいきなり楽器を持ってきて、周辺の人と一緒に歌う文化がありました。一体感があって楽しいんですよね。知らない人ばっかりですけど」(中国出身・30代)
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