世界には、遺跡や歴史的な建築物を残す国が多くあります。古い町並みを歩き、昔の時代に思いをめぐらせるのは、旅の大きな楽しみですよね。では、過去ではなく「未来」はいかがですか。これから先、人々の住む街はどのように変わって行くのでしょうか。
SF映画や漫画でしか味わえないと思っていた近未来を存分に味わうことができるのが、中東のアラブ首長国連邦にある「ドバイ」です。
目次
- 1近未来的「ドバイ」はどんな街?
- 2砂漠に突如現れる「経済のドバイ」
- 3ドバイはビザも出入国カードも不要?
- 4市内への移動は?おすすめの方法も!
- 5ドバイの治安は?
- 6旅行者が気をつけるべきこと
- 7ドバイのおすすめ「エリアガイド」
- 8ドバイは奇抜な「建物」も見逃せない!
- 9ドバイへ行くなら「砂漠のツアー」もおすすめ
- 10近未来都市を満喫しよう!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
近未来的「ドバイ」はどんな街?
皆さんは「ドバイ」と聞くと、どのようなイメージがありますか?「お金持ち」「セレブ」「石油」「砂漠」「摩天楼」などのキーワードを思い浮かべるのではないでしょうか。
ドバイはアラブ首長国連邦という7つの小さな国から成る連邦国の都市として急速に発展を遂げました。
1800年代までは小さな漁村だったというのですから驚きです。その後、ドバイは石油産出国となり、世界中に知られるほど豊かになりました。
そもそも「アラブ首長国連邦」とは、オリンピックやワールドカップなどではUAEと呼ばれ、7つの首長国から成り立っています。イスラム教における君主をトップとした「君主制の国家」が7つ集まって、ひとつの連邦になっているのです。
ドバイはこのアラブ首長国連邦の中心となっている都市であり、国家でもあります。ほかには「アブダビ首長国」を始めとし、「シャールジャ首長国」や「アジュマーン首長国」など、あまり耳にすることのない小さな国もUAEを構成する首長国たちです。
砂漠に突如現れる「経済のドバイ」
7つの首長国のなかでも、その中心として知られているドバイ。「経済のドバイ」と呼ばれ、アラブ首長国連邦の双璧の一角を担っている大都市です。
その異名の通り、ドバイには世界中の企業が集まり経済の流れを生み出しています。お金持ちも集まるのでさらに経済は循環するという良い流れがドバイを中心にして生み出されているというわけですね。
初めてドバイを訪れるときは、ぜひ飛行機は窓側に席を取ってください。ドバイに近づき高度が下がると、見えてくるのは広大な砂漠と海です。
眼下に広がる砂漠のなかに、突如現れる大きな都市。それがドバイなのです!飛行機の中にいるのに、思わず歓声を上げてしまうほどロマンチックな光景が広がります。
ドバイはビザも出入国カードも不要?
ドバイは到着したその瞬間からゴージャスな旅が始まります。まず入り口となるのが「ドバイ国際空港」。とても大きな空港で、世界中と繋がるハブ空港です。
ヨーロッパ方面はもちろん、アフリカやアジア方面とも繋がるUAEのメイン空港ですが、なんとビザは不要。
ドバイへの入国は日本国籍保持者であれば不要で、30日以内、観光目的の入国であればパスポートだけで大丈夫。さらに出入国カードもないので、到着したらそのまま入国審査へと行きましょう(2022年5月時点)。
市内への移動は?おすすめの方法も!
ドバイ空港は、ドバイ市内から約5kmほどのところに位置しています。到着後はまずホテルで凝り固まった脚を伸ばしたいという人も多いのではないでしょうか。そこでドバイ市内への移動方法をご紹介しましょう。
安く移動するなら「ドバイメトロ」がおすすめ
空港から市内へお安く向かいたいのであれば「ドバイメトロ」の利用が便利です。ドバイメトロは車内もきれいで快適!東京のように多数の路線が集まっていて複雑…という状態でもなく、初めてでもすんなり乗車できます。
空港と市内を繋ぐのは「アフマル線(レッドライン)」と呼ばれるメトロの路線です。第一ターミナル、または第三ターミナルから乗車でき、朝6時ごろから深夜1時ごろまで運行しています。
料金は降りる駅で異なりますが、高くても7UAEディルハム(約275円/2022年10月4日時点)ほどです。プリペイド式のカードや1日乗車券もあるので都合の良いものを選びましょう。
ドバイの「タクシー」は安心安全
ドバイ国際空港からの「タクシー」は、到着ロビーを出てすぐのところに乗り場があります。客引きのタクシーもいないので、順番を並んで待ちましょう。空港と市内を繋ぐタクシーはクリーム色の車体の「Dubai Taxi」のみなので安心安全です。
料金は初乗り25UAEディルハム(約984円)、1kmあたり2UAEディルハム(約78円)ほどです。
安くて楽チンな「エアポートバス」
市内へ向かうときは「エアポートバス」も便利。24時間運行していますし、料金も安いのでとても魅力的です。同じようなバスがたくさん並んでいるので、乗車時に行き先を必ず確認しましょう。
また、空港のサービスカウンターでチケットの購入が必要ですのでこの点も注意です。料金は3UAEディルハム(約118円)と格安!初めて降り立ったドバイの街を眺められるのも嬉しいですね。
ドバイの治安は?
ドバイはとても治安の良い場所です。中東の国というとそれだけで「大丈夫なの?」と思ってしまいがちですが、紛争や内戦などはドバイとは無縁。
街中はゴミも落ちていませんし、ビルも街を走る車もピカピカ!日本の大都市よりも安全な雰囲気が漂っています。
しかも、昼間は暑すぎて外出ができないこともあるドバイ。日が沈んでから外出を始める宵っ張りの生活スタイルなので、夜遅くても人通りはとても多いです。安心して観光が楽しめますよ。
ドバイ観光では治安よりも気をつけなければいけないことがあります。それが、イスラム教国ならではのルール。日本と同じように振る舞っていては、大変なトラブルを巻き起こしてしまうかもしれません。