「中華料理」といえば「フランス料理」と「トルコ料理」に並び、世界三大料理に数えられており、日本でも身近なグルメのひとつ。
現地では地方ごとで食材や味付けが異なるのも特徴で、日本でも「広東料理」や「四川料理」などが親しまれています。
そんな中華料理を食べ慣れた中国人からすると、日本に来てグルメに関してかなりショックを受けたことがある様子。早速、今回は中国と日本の食文化の違いから、「中国人がカルチャーショックを受けたこと」をご紹介していきます。
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日本食って、ヘルシーすぎない!?
中華料理といえば、炒める・煮るという工程でもさまざまな調理方法があります。そのため同じ食材を使っても違った料理に仕上がるのが特徴的です。それが中華料理の面白さでもありますよね。
また、日本料理と比べると炒める料理がたくさんあるため、油をとても使う調理方法が多くあります。そのため日本料理よりも、ボリュームがあって脂っこく感じてしまうのものも少なくありません。
逆に、冷たい料理や生野菜を使った料理は少ないといわれています。理由としては、中国では冷たい料理は身体を冷やしてしまうという考えがあるため、習慣的に温かいものを好むのだとか。
もちろん冷たい料理がひとつもないというわけではありませんが、お茶なども常温で提供されることも珍しくないそうです。
「日本は食べ物が美味しい!特に和食は最高ですね。味付けは薄味でも美味しい、カロリーが低い料理が多い。中国の食事と比べると太りにくいと感じます」(中国出身・40代)
「中国の食事は基本的に脂っぽい料理が多いです。日本には世界中のいろいろなおいしい料理があるが、中国人より健康意識が高いと思いますね」(中国出身・30代)
「地元は中国の東北地方で、中国でも一番美味しいと思っています。でも、日本の料理がこんなに美味しいなんて!これが1つ目のショックで、2つ目は、たくさん日本の料理を食べたのに痩せたこと。やっぱり油のせいですか?地元にいたときはあんなに痩せなかったのに…(笑)」(中国出身・40代)
「昔、日本人の友人に料理を振る舞ったとき、使用する油の多さに驚いていました。そのあとに固まった油を見て、また驚いていました。日本食はヘルシーなのでびっくりするのも納得です!(笑)」(中国出身・30代)
海外のグルメが豊富で羨ましい…!
多種多様な調理方法がある中華料理。地域によって料理の種類も異なるとご紹介しましたが、訪日中国人によると「海外グルメの種類」に関しては、日本の方が多く感じるそうです。
たしかに日本では道を歩くだけで、いろいろな海外グルメを見かけますよね。中華料理はもちろん、韓国料理にインド料理、イタリアンにフレンチといったように、あげだしたらキリがないほど。
スーパーでもお惣菜の種類が豊富で、日本食以外のラインアップも珍しくありません。さらに最近では、デリバリーで選べるメニューも増加し、気分にあわせて食べたいものを選べるようになりました。
「日本はグルメのバラエティが豊富です。中国では油を使わない料理がほとんどないので(笑)」(中国出身・30代)
「中国のスーパーでは、日本のスーパーみたいな種類のお惣菜はないです。自分が住んでいるころは、洋風やエスニックなものはほとんどなかったですね」(中国出身・50代)
「日本では日本食はもちろん、イタリアンなど、いろんな外国のグルメを気軽に楽しめると思います。コンビニのグルメも種類豊富ですよね」(中国出身・30代)
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