タヌキにクマも!?歴代大統領がホワイトハウスで愛した珍しいペットたち

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飼い主としての絶対的な責任を果たす限り、ペットを誰もが当たり前に暮らせる時代。なかでも「イヌ」と「ネコ」を家族として迎え入れる人が多く、街を歩いているとワンちゃんをお散歩させている人を見かけることも珍しくないですよね。

以前、TRiP EDiTORでは「ホワイトハウス」でとてもステキな犬様(Boさん)と、オバマ元大統領が走る姿をご紹介しましたが、ペットを家族の一員として愛する気持ちはまさに世界共通。

もちろんワンちゃんやネコちゃん以外にも、少しばかり珍しい動物たちが家族としてホワイトハウスに迎えられるケースもあるみたいですよ。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

レベッカさん(タヌキ)

Grace Coolidge with Rebecca the raccoon.image by:See page for author, Public domain, via Wikimedia Commons

突然ですが「タヌキ」を英語で何というかご存じですか?イヌは「dog(ドッグ)」、ネコは「cat(キャット)」、キツネは「fox(フォックス)」ですが、タヌキといわれると意外に答えに困るのではないでしょうか。

答えは「racoon(ラクーン)」です。『証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)』の英語版『Sho-Jo-Ji / The Hungry Raccoon』でも「Sho sho sho-jo-ji, sho-jo-ji is a raccoon.」などと歌われています。ちなみにアライグマもタヌキも、英語ではどちらもラクーンです。

このタヌキをホワイトハウスで飼っていた人がいます。第30代アメリカ大統領のカルビン・クーリッジ氏です。クーリッジ家が飼っていたタヌキの名前は「レベッカ(Rebecca)」さんでした。

カルビン・クーリッジ氏。image by:Copyright by Notman Photo Co., Boston, Mass., Public domain, via Wikimedia Commons

レベッカさんは、支援者から1926年に贈られたみたいです。しかも、アメリカの祝祭日である感謝祭の食材として提供されたそう。ちょっとビックリですよね。

しかし、クーリッジ氏の家族がタヌキの愛らしさに惚れ込んでしまい、ペットとして飼う流れになったのだとか。ペットの種類で考えても、ホワイトハウスに飼われた経緯を考えても、とてもユニークな生涯をレベッカさんは送っています。

レベッカさんのお目見えは1927年で、「White House Raccoon(ホワイトハウスのタヌキ)」と刺しゅうされた首輪も披露されました。


1929年にクーリッジ大統領が立場から退いたあとは動物園に送られたそうで、最後の扱いも含めて世界一特別なタヌキといえそうですね。

ビリー・ポッサムさん(オポッサム)

日本人にはなじみの薄い生き物ですが、アメリカには「オポッサム」という有袋類がいます。もともと中南米に住んでいた生き物で、一部が北米まで進出したと百科事典に書かれています。そのうちの一種がオポッサムです。

第35代アメリカ大統領にして、米ソ和解の外交を展開、暗殺事件で世界中に衝撃を与えたあのケネディ元大統領もワンちゃんやネコちゃん以外のペットをホワイトハウスで飼っていました。

マカロニ(Macaroni)」と命名されたポニーです。正確にいえば娘であるカロライン氏が受け取った贈り物のポニーでが、バージニア州にあるケネディ家の私邸で過ごす時間が長かったものの、ホワイトハウスにも連れて来られました。

上の画像のように、カロライン氏の相手をする時間もあったみたいです。そのうち、ホワイトハウスを訪れる各国の高官たちにも国民にも人気を博すようになり、1962年9月7日号の雑誌『LIFE』には、カロライン氏とマカロニさんが表紙を飾っていました。

ビリーさんとデビーさん(ハムスター)

イメージです。image by:Shutterstock.com

ケネディ元大統領は、ほかにも家族がいました。ハムスターの「ビリー(Billie)」さんと「デビー(Debbie)」さんです。

こちらも娘のカロライン氏が飼育していて、1961年1月にケネディ氏が大統領に就任すると共に、ホワイトハウスのファーストペットに加わったみたいですね。

そもそもケネディ家は鳥を飼っていたり、複数のイヌやネコ、ポニーを飼っていたりと生き物がたくさんいました。そこへ、カロライン氏に対して、マンハッタンに住む男の子からハムスターの贈り物があったのだとか。

ただ、いたずらっ子のハムスターだったみたいです。ホワイトハウスに暮らし始めて2日目にはケージを脱走し、ケネディ―元大統領によって浴室で発見されました。その翌日も脱走し、またまた元大統領自らがベッドの下で発見したそう。

ちなみに、暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の次に就任したリンドン・B・ジョンソン第36代大統領も、ホワイトハウスでハムスターを飼っていたみたいですね。

イメージです。image by:Shutterstock.com

ほかにも第3代アメリカ大統領だったトーマス・ジェファソン氏は、なんとグリズリーの仔グマを飼っていたのだそう。グリズリーとは、ハイイログマとも呼ばれ、アメリカ大陸西部の高原に暮らしているヒグマです。

<性質が荒いことで知られる>(平凡社『世界大百科事典』より引用)

と百科事典にも書かれていますが、2カ月ちょっとホワイトハウスで暮らしたそう。このようにホワイトハウスでは、個性豊かな歴代のファーストペットたちがたくさんいます。

ワンちゃんやネコちゃんだけでなく、タヌキやポニーなど、さまざまな動物たちが家族として迎えられていたようですね。さらにほかにはワニまでいたとの話もあります。ホワイトハウスと歴代のアメリカ大統領、恐るべしですね。

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