屋外でも室内でも心地よく。北欧の人たちが実践する5つの寒さ対策

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4.ホットチョコレートを飲む

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「ヒュッゲ」の精神で家の中を整えたら、ホットチョコレートを用意して室内で飲んでみてはいかがでしょうか?

北欧に限らず、カナダなどの寒い国では、ホットチョコレートが好んで飲まれていると冬に世界を旅すると分かりますよね。

雪山にハイキングした際にホットチョコレートを飲んだり、ホットチョコレート飲み放題のカップが冬の遊園地で売られていたりと、体の芯から温まる飲み物として愛されているのかもしれません。

また、チョコレートの原料であるカカオにはビタミンD2が含まれていると、マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルクの研究者たちが2018年に発表しています。ビタミンDには、

< ビタミンDには、骨の生育に必須な血中のカルシウム濃度を高める作用のほかに、免疫作用を高めたり、さまざまな病気の予防効果がある>(国立環境研究所のホームページより引用)

との話。このビタミンDは、

<魚やキノコなどの食物に比較的多く含まれているほか、太陽の紫外線を浴びることで皮膚の中で生成する>(国立環境研究所のホームページより引用)

らしいのですが、日本海側など冬場に曇天の日の多い地域ではどうしても日光照射が確保しにくい現状があります。

さらに、同じ晴れの日でも札幌などの北国では太陽高度が低いため、南国よりも余計に長い時間の日光浴が必要になると分かっているそうです。

例えば、12月の正午、太陽光だけで1日に必要なビタミンDをつくろうとすると、毎日76.4分の日光浴が必要になります。沖縄の場合はわずか7.5分です。

このように北国では、日光照射によって生まれるビタミンDがどうしても不足しがちになります。ホットチョコレートを冬場に飲む習慣は、理にかなっているのかもしれませんね。

5.サウナデビューしてみる

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サウナが流行っているといわれて久しいです。実際には流行っているわけでもなく、愛好家の数はむしろここ数年で減っているとの調査結果もありますが、本場の北欧となると、冬の寒さ対策としてもサウナが熱心に利用されているようです。

フィンランドではアパートに共同サウナがあるくらいサウナが愛されています。身近な場所にあるサウナを使って骨の髄まで温まる人が当たり前に北欧には存在するのですね。

日本において実際に流行っているかどうかは別として、メディアなどの情報発信を目に・耳にして気になっている(機会があればチャレンジしてみたいと考える)人は少なくないはず。

サウナデビューをいっそのことこの冬に果たして骨の髄まで温まり、外気浴で「整う」を経験をしてもいいかもしれません。

ちなみに、自宅のお風呂をサウナにDIYでつくりかえる人もいるようですよ。ただし実践する場合は、くれぐれも事故に注意してください。

今回は、北欧の人たちが実践する暮らしの習慣から、日本人が冬場に真似したい寒さ対策を紹介しました。

もちろん寒さ対策は地域によっても異なりますが、少しでもおうち時間を充実させるためにも、「ヒュッゲ」などを参考にしてみてはいかがでしょうか。そしてお外で体を動かす際は、無理のない範囲で楽しんでみてくださいね。

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