皆さんは、昔馴染みの友だちと飲みに行ったとき、お会計はどうしていますか?
筆者の友人に、都内某所に一軒家を購入した、外資系で働くバリバリ高所得者のフレンズがいるのですが、いくら所得が違えど、飲み会でのお会計は割り勘にすることが当たり前。
あくまでも想像の範囲内ですが、もちろん所得の差はとてもあるんだと思います。
でも、学生時代からの友人ですし、お互い食べ飲みしているからフェアにという考えのもと割り勘にしているのですが…、実は海外では割り勘という文化が浸透していないケースがあるそう。
今回ご紹介するのは、中国でのお会計文化について。いくら好き勝手に食べたり飲んだりしようが、中国では割り勘をすることがあまりないのだそう。しかも「お金を貸して」といわれたら、普通にさっと貸してしまうのだとか。
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中国では「割り勘」なんてしない!
話は戻って、友だちとの飲み会のとき、食事へ行くとき、お会計をどのように済ませるかは人によって違うと思います。
もちろん場合によっては、お誕生日祝いなどで相手にご馳走することもあるでしょう。ただ、中国では割り勘ではなく、誘った人がその場でご馳走するというのが暗黙のルールとなっているのだとか。
「グループで飲食をした際、割り勘はしません。中国では言い出しっぺの人(誘った人)が奢るルールです。例えば、春節などで親戚が集まって、宴会をするときも主催者が奢ることになっています。
でも親戚内では、持ち回りで宴会を複数回開催するので、実質割り勘みたいな感じになりますね。ときには『うちは高い料理を提供したのにあの人のところは料理がショボい』といった恨み節が出ることもあります(笑)」(中国出身/40代男性)
でも、最近のヤングは割り勘をする傾向にある
誘った人や主催者側が基本的にご馳走するという中国。ただ、最近ではヤングたちの間で変化がある様子。
「食事会などがあると、中国では『自分が払う!』とみんないうので、お会計のときに結構揉めます(笑)でも、若い世代を除いたケースになりますね。若い人たちの間では割り勘が増えてきているので、だいたいお会計時に揉めているのは中年以降が多い気がしますね」(中国出身/40代女性)
「スマートフォンの決済アプリで割り勘がサクッとできるから、最近の人は割り勘が増えてるみたい。私はまだ割り勘してもらったことがないけど(笑)」(中国出身/40代男性)
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