先日、新宿のゴールデン街で行きつけのバーへ行ったときのこと。その日は「華の金曜日」で、仕事を終えて一刻も早くアルコールを摂取したい筆者は、行きつけのバーへと向かいました。
そのバーの扉を開けると、飛び交うのは外国語ばかり!なんだか海外に来たような気分に。
コロナ禍以前からインバウンドも多かったゴールデン街ですが、ほぼ7〜8割が外国人といっても過言ではないほどのにぎわいでした。
活気あふれる雰囲気を楽しみながら、英語表記の増えたメニューを観察して、その日は終電を逃したのですが、「こんなにも多くの外国人が日本を楽しんでいるのね!」と驚いたことを覚えています。
そんな日本を楽しんでいる外国人の皆さんですが、国が違えば文化も異なるもので、カルチャーショックを受けることがあった様子。そこで今回は、2023年に日本を訪れたアメリカ出身者に、来日して驚いたことについてお話しを伺ってみました。
写真と同じ料理が提供されるの!?
「日本のレストランで、どんな食事かわかりやすいように、入り口に食品サンプルがあることに驚きました。メニューが写真付きでイメージしやすいです。しかも提供される料理がサンプルとそっくりでびっくり。品数が多いのに、メニューの写真やサンプルと違いが少なく、忠実に再現していることに感動しました!」
パソコンを置いたままトイレへ行くの?
「日本の飲食店では、机の上にパソコンなどを置いたままトイレにいって、10分ほど放置していても盗まれないですよね。実際に某コーヒーチェーン店でビジネスマンがパソコンを置きっぱなしにして離席したことにとても驚きました。なぜならアメリカだったら防犯カメラの有無なんか確認せず、持って行ってしまう人がいるからです」
やっぱり日本人は優しい
「アメリカに住んでいる人のなかには、世界から尊敬を受けていると思っている人もいます。もちろん考え方はそれぞれですが旅行先でも英語しか話さない人もいますし、自分自身もそうでした。しかし実際に海外へ行って、自分の想像とは違うことに驚くのです。それでも日本人は優しく接してくれて感動しました」
チップを受け取ってくれないの?
「日本で素晴らしいサービスを受けたとき、チップを受け取ってくれませんでした。また日本だけでなく、チップが必要な国が少ないことにカルチャーショックを受けたことを覚えています。ヨーロッパの国の一部は、まだチップ文化が少しあるそうですが、アメリカのように普及していないようです」
優しく丁寧に接してくれたとき、素晴らしいサービスを受けたとき、感謝の気持ちを伝えたいと思うのは、世界のどこにいても思うことがありますよね。
今回お話しを伺ったアメリカ出身の皆さんは、母国とは違う一面に驚きながらも、日本を訪れていろいろな刺激を受けたそう。
もちろん日本の魅力はまだまだたくさんあります。世界中から多くの観光客が訪れることが期待されているからこそ、もっともっと日本の素敵なところを知ってもらいたいですね。
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