日本に住んでいると見逃しがちな魅力があるはず。慣れ親しんだ街だからこそ、見慣れてしまって、当たり前になっていくものです。
しかし海外から訪れた外国人の皆さんからすると「日本のここがスゴい!」と感じたことがいくつもあるそう。そこで今回は、多くの旅行者が日本に訪れている韓国出身の皆さんに、「日本が羨ましいと思うこと」などについてお話しを伺ってみました。
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東京よりラッシュ時の電車がヤバい
通勤通学など、移動のときに欠かせない「電車」。ピークタイムに電車移動をしようものなら、混雑は避けられません。
とくに東京などの都心部になると混雑度は増し、ちょっとストレスを感じてしまうこともあるはず。しかしながら韓国・ソウルでは、東京よりも電車移動がヤバいのだとか!?
「通勤時間帯のソウルの地下鉄は、東京の満員電車がヌルく感じられるぐらいの超満員です」と教えてくれたのは50代の男性。
「韓国には、日本のように『列に沿って並ぶ』『降りる人が優先』なんてマナーはないので、ドアが開けば空席をめがけて一目散にダッシュしていくのが当たり前です」
日本では暗黙の了解のように、乗車する際のマナーがありますが、韓国ではない様子。そのため疲れているときこそ、わずかなパワーも吸い取られてしまいそうに感じるのだとか。
学歴社会だから勉強ばかりの青春時代
韓国といえば、世界有数の激しい「学歴社会」として知られています。そのため韓国で暮らす子育て世帯は、日本とは違う教育制度に悩みが尽きないそうです。
「韓国は超学歴主義。毎年、日本でも韓国の大学受験日の様子が報道されていますが、小学校・中学校時代からの猛烈な勉強環境があって、子どもだけでなく親の負担も大きいんです。日本とは違って勉強ばかりの青春時代を過ごします。なので高校生でスポーツを続けている人は、大学へのスポーツ推薦合格者かプロ志望しかいません」(50代男性)
「競争社会で育ってきた人たちが親になり、自分の子どもたちにも異常なくらいの教育をしています。勉強・スポーツだけでなく、子どもの外見においても常に周囲の子たちに対して競争心を持っています」(30代女性)
教育費がどんどん高額になっていく
「日本と比べて、教育にかける費用の割合が多いです。学校以外に塾や習い事をかけもちするのは当たり前。みんなステータスアップのためにいくつもの習い事をさせる必要があるので、どんどん多額になっていきます。日本のほうが子どもはのびのびと育てられるのかもしれません」(30代女性)
海外で子育てをするなら、「日本の教育」とは違うことを理解し、その国にあった教育方針を受け入れることも大切ですね。
ただ全部をがんばることは難しいので、時には子どもの意思を尊重しながら、取捨選択していくことが必要となるでしょう。
仕事に対する責任感が低い
「韓国で引越し業者を利用すると、作業員が土足で家に入ってきて、カーペットや家財がドロドロになります。日本では引越し業者の人が靴下を替えたりすると聞いて驚きました」(30代女性)
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「韓国人は、日本人と比べると仕事に対する責任感が低いです。トラブルが起きたら他者に責任転嫁する人もいるし、物は売れれば最後。アフターサービスも悪いのがわかってるので、なにか商品にトラブルがあっても諦めるしかないことが多いです」(30代女性)
コスメショップの客引きが強引すぎる
「街中では客引きが多くて、声をかけられるとめんどくさいです。例えば『コスメのサンプルあげるから』といわれて入店したら『サンプルあげたからこれ買ってよ』と、買わないと帰れない空気を出されたりします。日本の観光地にも客引きはいますが、そこまでしつこくない気がします」(20代女性)
相手も商売なのはわかりますが、ショッピングは気持ちよく楽しみたいですよね。欲しくないものを勧められたときは、はっきり「NO」という勇気が大切です。
日本のキレイさを見習ってほしい
「日本と比べて街が汚くてクサい。韓国はゴミの量が多くて、夜になるとゴミ袋が山のように積まれている光景をよく見かけます」(20代女性)
「観光地はそれほどでもないですが、都心を離れると歩道はポイ捨てのゴミであふれかえっています」(30代女性)
「公園も歩道も、家の前のゴミ置き場も汚い。外にもゴミ箱があるのにわざわざポイ捨てする人もいます」(30代女性)
それほどまでにひどいのかと調べてみると、確かに街のいたるところでポイ捨てのゴミが散乱しているとのコメントも。さらに30代の女性は、
「日本の衛生環境は世界各国でもトップレベルなので、日本と比べるのはどうかと思いますが…」といいつつも、どうにか改善されないものかと悩まれていました。
ゴミは市民の協力次第で改善されるかもしれませんが、技術や費用が必要な道路舗装は別。行政が動いてくれないと、個人ではどうすることもできません。
「韓国の歩道はデコボコしているところが多くて歩きづらい」(30代女性)
「日本の道はキレイに舗装されていて、歩きやすいことに驚きました。韓国では都心や大通りは整備されていますが、ちょっと路地や小道に入ると道はデコボコ。歩道に突然大きな穴が開いていたり、車いすでは通れないような段差もほったらかし。工事する予定もなさそうです」(30代女性)
日本には「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、その時々で国の文化を楽しんでいきたいですが、いいところは取り入れて改善していきたいものですね。
今回は、韓国出身の皆さんに日本が羨ましいと感じたことについて、いろいろとお話しを伺ってみました。外国人の視点を通すことで、意外にも身近なところに魅力が隠れていることがわかるのではないでしょうか。
もちろんまだまだ日本国内には、私たちが見逃しているステキなところがたくさんあるはず。これからも海外出身者の発見を参考に、改めて日本の魅力を探していきたいですね。
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