あらゆる世界一のものが記載されているギネスブック。数々の記録のなかには一風変わったレコードも多くあります。
スポーツレコードはもちろん、食べ物、コレクション、アート、ゲームなどあらゆる記録が集まるギネスブックに、実は日本のブランコが載っていることをご存じでしょうか。
誰もが知る遊具ブランコ。そのイメージを上回る超巨大ブランコが福岡県の北九州市にあるんです。今回は世界一の大きさを誇るブランコと、そのブランコを持つ「グリーンパーク」に迫ってみましょう。
目次
ギネス登録されたブランコが日本にある!
超巨大ブランコとは果たして上に高いのか、横に長いのか、それとも文字通り巨大なベンチのようなブランコなのか、気になりませんか。北九州市にある「グリーンパーク」は、世界一巨大なブランコを持つ緑化公園です。
ギネスに登録されているブランコは、想像を超える長さ!全長163.35m、ぐるりと円形になったパイプに100台のブランコが連なる唯一無二の形状をしています。
この巨大ブランコが作られたのは2019年のこと。お披露目と同時に「世界最長のブランコセット」としてギネスブックに登録されています。
オープンの日には子どもたち100人が一斉にブランコに乗るイベントも開催され、公式にギネス記録として認められました。
インパクト大!ぐるりと一周160mも
ブランコといえば直線の横並び、イスが4台もあれば大きい方なのではないでしょうか。グリーンパークの巨大ブランコは直線でなく円形、イスが100台もあるというインパクト大の風貌をしています。
ぐるりと一周160mにもなる円状のフレームには背もたれのない通常のブランコの他に、小さな子供用の背もたれ付きのイスも設けられています。
大人でも思わず声を上げてしまう大きなブランコですから、子供たちは目に入るやいなや猛ダッシュ!大喜びで全力スイングです。円状のブランコは座る場所によって景色が大きく変わるため、子供たちも飽きずに遊び続けられます。
巨大ブランコだけじゃない!グリーンパークの見どころ
世界一のブランコが大注目のグリーンパークですが、その正体はとっても優秀な公園です。
240ヘクタールの広々とした公園は緑で満たされており、自然の中で楽しめるアクティビティがたくさん!小さな子どもから大人まで、年齢問わず楽しめるグリーンパークの注目ポイントをみていきましょう。
一面に緑が広がる「大きな芝生広場」
広いグリーンパークの中でもっとも大きな広さを持つのが「大芝生広場」です。4ヘクタールの広さを持つ大きな広場には青々とした芝生が育っています。
裸足になって走り回りたい芝生広場では、あちこちでシートを広げてくつろぐ人の姿が見られますよ。お弁当を持ち込んでピクニックと日向ぼっこもいいですね。
真夏のオアシス「じゃぶじゃぶ池」
大芝生広場のすぐ側にあるのが水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」です。夏季限定で小さな子どもも遊べる水遊び場となっています。毎年このじゃぶじゃぶ池のオープンを心待ちにしているお子さんたちも多いのだとか!
噴水のある水遊び場はとても涼しげ。ちょっとした遊具も備え付けてあるので思いきり水遊びが楽しめます。大人も濡れても構わない服で出かけるようにしてくださいね。
森で遊ぶ「冒険の森」のアスレチック
森の中で体を動かして遊べるのが「冒険の森」です。知らないと通り過ぎてしまいそうな森の中、丸太で作られたさまざまな遊具が使い放題!
木陰になっているので、夏場も過ごしやすいのも嬉しいポイントです。水分をしっかり取って、ターザン気分で森を駆けめぐりましょう。
いい香りに誘われる「バラ園」
グリーンパークには福岡県最大級の「バラ園」も!400種類2,500株のバラが育てられており、5月ごろになるとよい香りが漂っています。赤、ピンク、白と色とりどりのバラが咲く様子は絶景です。
バラはきれいに咲かせるのがとても難しい植物です。バラ園ではバラを育てるための教室も行われており、その卒業生の方々がボランティアで園内のバラのお世話をしているのだとか。心を込めて大切に育てられたバラたちはとても美しく、時間がたつのを忘れて見とれてしまいます。
例年5月と10月にはバラが主役の「バラフェア」も行われています。販売はもちろん、コンサートやライトアップなども行われていますよ。
自然の中をサイクリング
グリーンパーク内にはサイクリングコースも設けられています。自転車はなんと250台完備!2時間たった300円でレンタル可能です。
普通のマウンテンバイクはもちろん、子供用のイスがついた二人乗り自転車、補助輪付きの自転車、さらには長いタンデム二人乗り自転車も用意されています。
サイクリングコースは2種類で、4kmと7kmのコースがあります。どちらも緑の中を走る爽快なコースです。4kmの方が少し勾配があるので、平坦な道を楽しみたい方は7kmコースを選択しましょう。
変わった自転車で遊べる「おもしろサイクルランド」
サイクリングは自信がないけれど、少し乗り物を楽しみたい方は「おもしろサイクルランド」へGO!3月下旬から11月下旬まで、土日祝日限定となりますが、昔懐かしい「変な自転車」に乗ることができます。
二人乗り自転車はもちろんのこと、横向きに進む自転車、タイヤが3つある自転車、ベンチのような自転車などなど初めて見るものもたくさん!30分300円で楽しめます。
西日本初の大型アスレチックも!
グリーンパーク内で最も新しい遊具が大きなアスレチック「空中冒険遊具あみーご」です。3階建の大きな遊具は11のアスレチックで構成されており、それらをひとつずつクリアしていく作り。グラグラ揺れるつり橋やロープなどをバランスをとりながら進みます。
アスレチックにはネットが張り巡らされているので万が一手が滑ってももちろん安心。ハーネスなどの着用はなく、子供たちも自由に動き回れます。
30分500円で利用でき、時間交代制となっています。子供たちはもちろんですが、大人がとても楽しそうに遊んでいるのが印象的!ヘルメットや靴の貸し出しも用意されています。
熱帯の動植物に出会える「熱帯生態園」
グリーンパーク内にあるガラス張りの大きな建物は「熱帯生態園」となっています。雨の日でも楽しめる熱帯生態園があるのは嬉しいですよね。
熱帯生態園では、熱帯の植物はもちろんカピバラやコツメカワウソなどの動物、イグアナやカメレオンなどの爬虫類なども見られます。
暖かく保たれた熱帯生態園の中では、日本最大のチョウチョ、オオゴマダラが自由に飛び回っています。ゆらゆらと目の前を通り過ぎたり、大きな花の蜜に集まったりと都会ではなかなか見られない様子が見られますよ。タイミングが良ければオオゴマダラが蛹から羽化する姿が見られるかもしれません。
「カンガルー広場」は国内有数
熱帯生態園の他にも動物たちと触れ合えるスペースも設けられています。特にカンガルー広場はおすすめ!実はグリーンパーク内にある「カンガルー広場」は国内有数のカンガルーの飼育施設でもあるんです。
カンガルー、ワラビー、ネズミカンガルーの3種類が250頭も飼育されており、しかも触れ合うことができるんです。小さな子供がお腹の袋から顔を出している姿が見られることも!
こんなに近付いて大丈夫?と思いましたが、人には慣れっこのよう。驚かさない限り逃げ出したりしないようです。好きなだけカンガルーと触れ合える夢のような施設です。
グリーンパークで充実の一日を過ごせること間違いなし!
今回は北九州市にあるグリーンパークをご紹介しました。ブランコ目的に訪れても、その充実ぶりに驚くこと間違いなし!
自宅の近くにこんな施設があったら、かなりの頻度に通ってしまいそうです。入場料も安く、一日中遊べるグリーンパークへぜひお出かけしてみては?
- 北九州市立響灘緑地/グリーンパーク
- 福岡県北九州市若松区竹並1006
- 093-741-5545(9:00~17:00)
- 二島駅
- 一般150円/小・中学生70円/高齢者40円/未就学児無料 ※その他施設利用料金あり
- 定休日:火曜日※火曜日に開園する場合あり
- 9:00〜17:00
- 公式サイト
- image by:photoAC
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