今人気急上昇中のおしゃれな街、千葉県・勝浦市。海の絶景に、昔から続く朝市、新鮮な魚介やグルメも楽しめる勝浦市に、話題のコーヒーショップがあるのをご存じですか?
古民家を改装した素敵なお店は観光でぜひ立ち寄りたい場所。今回はそんな注目のコーヒー専門店「SPAiCE COFFEE HOUSE(スパイス コーヒー ハウス)」をご紹介します。
日常にスパイスを。千葉県・勝浦市に構える「スパイス コーヒー ハウス」
気合を入れたい時、ほっとしたい時、旅の途中で、職場で、時間も年齢も問わず愛されるドリンク、コーヒー。一日に何杯もコーヒーを飲むという方も多いでしょう。
街なかでは手軽に購入できるコンビニコーヒーもありますが、旅先でコンビニコーヒーというのもなんとなく味気ない。素敵な旅の途中には、素敵なお店で淹れられたコーヒーをいただきたいものですよね。
千葉県・勝浦市ののんびりとした街なかに佇む「スパイス コーヒー ハウス」はそんなささやかな願いを叶えてくれる知る人ぞ知る素敵なお店です。
藍色ののれんがかけられた佇まいは、一見すると老舗の和菓子屋さんのような雰囲気。しかしお店に近づくと、香ばしいコーヒーの香りが漂ってきます。
旅行者にも人気のスパイス コーヒー ハウスがオープンしたのは2022年の暮れのこと。コーヒーの力で誰かの日常に少しのスパイスを、という願いを込められて名付けられた「スパイス コーヒー ハウス」は、店主の人柄もあり勝浦の街のさわやかなスパイスとなっています。
出発点は自転車で営むコーヒー屋台?!
勝浦市の街なかにある同店の出発点は、勝浦朝市に出店していたコーヒー屋台です。自転車で移動し、パラソルを広げてオープンする独自のスタイルを長年続けられ、すっかり勝浦朝市の名物となっていました。
実店舗を構えた現在もコーヒー屋台はもちろん続けられており、勝浦朝市の定番となっています。スパイスコーヒーの屋台は勝浦朝市だけでなく、勝浦で開かれるマルシェや近隣のイベントなどにも出店されています。このフットワークの軽さは自転車という身軽さならではですよね。
軽やかで爽やかな人生のスパイス
自由でおしゃれなスパイスコーヒーの原点である屋台。オープン当初は、日本で唯一の自転車によるコーヒー屋台だったそうです。店主の紺野さんはもともと勝浦市の生まれではなく、大学進学を機に勝浦市へやって来られたのだとか。
大学生活3年目を迎え、就職活動時。日本の就活といえば、みんながみんな似たようなスーツで似たような髪型、似たような持ち物で似たような受け答え…そのことに疑問を持った紺野さんは就職活動をやめ、人が集まるカフェを作ろうと志します。
当初はキッチンカーも検討されたのだそうですが、人が集まるならなんでもいい、と手軽に始められる自転車での販売を選んだのだとか。その心意気、決断力にはなんだか勇気をもらえる気がしてきませんか。
コーヒーによる日常のスパイスだけでなく、人生に少しピリリとスパイスを与えてくれる、そんな成り立ちのお店なんです。
写真映え間違いなしのおしゃれな店内
元はおせんべい屋さんだったという古民家を改装して作られました。店頭にかけられる藍色ののれんはおせんべい屋さんから引き継いだものなのだそうで、勝浦商店街の醸し出すよい雰囲気の一端を担っています。
古き良き佇まいのガラス扉の向こうには、センス抜群の和モダンな空間が広がります。木の温かみを存分に感じられるカウンターでコーヒーを注文し、奥に設けられたベンチに腰を下ろしておいしいコーヒーがいただけます。
小ぢんまりとした店内ではあるものの、カウンターの奥にはしっかりとコーヒー豆の焙煎所が!ガラス窓をのぞくと焙煎士の方がコーヒー豆を焙煎する珍しい姿が見られます。
シンプルだけど愛が込められたこだわりのメニュー
同店のメニューはいたってシンプル。そのシンプルさがこだわりを強く感じさせ、おいしいコーヒーをいただけるに違いないと期待を大きくしてくれます。
メニューはエスプレッソ、レギュラーコーヒー、カフェラテ、カフェモカ、ハンドドリップコーヒー、チョコレートドリンクなどなど。
店内焙煎のコーヒー豆で淹れられるコーヒーはどれも味わい深く、これぞコーヒー!と手を叩きたくなるようなおいしさです。
期間限定でフルーツサイダーなどの取り扱いもあるようなので、子供連れでも安心。勝浦観光の途中にふらりと立ち寄りたい素敵なお店です。
街に溶け込むコーヒーハウス
今回は勝浦観光の際にぜひ訪れたい「スパイス コーヒー ハウス」をご紹介しました。受け継がれてきたものを残しながら新しい良いものは取り入れる、そんな勝浦の街を体現したかのようなスパイス コーヒー ハウスは勝浦の新名所のひとつ。
旅の途中でこんなに素敵なお店に出会えたら、それだけで旅の甲斐があるというもの。勝浦を訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね。
- image by:石黒まり花
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